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フェラーリが第三四半期までの業績を発表!販売台数は全世界で-17%、しかし日本は+8%。利益に貢献したのはV12モデル、とくにモンツァSP1/SP2

2020/11/05

| やはり限定モデルの利益は厚いようだ |

フェラーリが第三四半期の状況を報告し、あわせて今年1月から9月までの販売が昨年比17%マイナスになった、と発表。

これによると、昨年同時期には7,755台を販売したものの、今年の1-9月には6,440台にとどまっており、これはもちろんコロナウイルスの影響ということになります。

およそ5周間生産がストップしていたわけですが、かつ、その前後にはサプライヤーからのパーツ入荷が途絶えていたものと思われ、それを考慮すると17%減でも立派な数字だと言えそうですね。

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地域別販売はこうなっている

そして地域別の販売台数を見てゆくと、中国/香港/台湾が776台から181台へ、そのほかのアジア・パシフィック地域が1,137台から1,114台へ(うち日本は767台で前年比108.5%)、アメリカは2,295台から1,635台へ、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は3,547台から3,510台へ。

これを見るに、大きな影響を与えたのは中華圏(-77%)とアメリカ(-29%)という二大市場であり、しかしこれらはかなり厳しいロックダウンを行ったために「やむなし」とも言えそう。

さらに「ほぼ影響がない地域」や、日本のように前年を超える販売を記録した国もあり、生産さえできれば今まで以上の強い需要に支えられることになりそうですね(実際にフェラーリは生産を増加させ、不足分を取り戻すとしている)。

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利益に貢献したのはV12モデル

そしてラインアップ別だとV12エンジン搭載モデルが15.4%増加したとされますが、これは812GTSのデリバリー開始やモンツァSP1/SP2の納車開始が大きいのだと思われます。

実際のところ、販売台数は17%減少したのに対し、営業利益は3%減にとどまり、フェラーリによると「モンツァSP1/SP2が大きく貢献した」とのこと。

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これらは限定台数わずか499台のみで、かつ全数が納車されたわけではないと思われるものの、3億円以上と言われる価格の中に占める利益が大きいのでしょうね。

なお、フェラーリは「ラ・フェラーリ」をデリバリーした時期にも大きな利益をあげていて、こういったスペシャルモデル(スペチアーレ)が利益に与えるインパクトは無視できず、これが「いずれのメーカーも高額な限定モデルを発売したいと考える」理由だと考えてよさそう。※ただし限定モデルは”作れば売れる”ものではなく、高いブランド価値があってはじめて”売れる”

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フェラーリの利益の構成はこうなっている

今回公開された内容によると、部門別利益では「車両とスペアパーツ」が81.8%、「エンジン」が5%、「スポンサー、ブランド」が10.5%、その他が2.7%という構成を持っており、やはり車両が最も大きいということがわかります。

なお、これらの中で大きく減ったのは「スポンサー、ブランド(-33%)」で、これはF1経由での収入が減ったから。

ちなみにフェラーリはマセラティに対してエンジンの供給を(マセラティ側の事情で)ストップすると発表しており、しかしまだエンジンの販売があるところを見るに、契約期間が残っており、エンジンを出し続けているのかもしれません(エンジン供給については昨年と同レベル)。

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参照:Ferrari

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