| レクサスは思ったよりも大きな変革を迎えそうだ。ただしスピンドルグリルは継続すると思われる |
さて、レクサスが2020年における世界販売の状況を発表するとともにコンセプトカーの画像を公開。
レクサスは「多様化するお客様のライフスタイルをより豊かにすることを目指し新たな一歩を踏み出す」としており、春頃に「次世代レクサス」のビジョンそしてこのコンセプトカーを発表する、とのこと。
このコンセプトカーについては詳細が公表されておらず画像のみでしか判断できないものの、現行のレクサスが持つシャープなデザインから一転して丸みを帯びたデザインに。
加えて「L」エンブレムがなくなり、フォントが一新された「LEXUS」ロゴが見られます。
おそらくではありますが、「SUV」もしくは車高の高いセダンといったボディ形状を持っているようですね。
レクサスは更に新型車を発表
レクサスはこの「新ビジョン第一号車」を年内に発表するのに続き、来年以降も続々新型車を発表すると述べていますが、こちらについてはいったいどんなクルマとなるのかはまったく謎。
そこで、ここ最近に発表されたレクサスのコンセプトカーを振り返ってみると、まず「レクサスLF-1リミットレス」、そして「レクサスLF-30エレクトリファイド」。
LF-1については実際に市販化に向けて動いているとされ、「LQ」として発売される、とも。
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そしてレクサスLF-30エレクトリファイドについては、「2030年をイメージ」した自動運転車なので、こちらが直近で発売されることはまずなさそうですね。
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そのほか可能性があるのは先日公開されたエレクトリック時代の新技術「DIRECT4」搭載のプロトタイプ(SUV)、そして同時に公開された名称不明のデザインコンセプト。
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ちなみに「LBX」なるレクサス初のアルファベット3文字も商標登録されており、もしかすると次世代レクサスは「3文字」となるのかもしれません。
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レクサスの2020年はこうだった
そしてレクサスの2020年世界販売ですが、実績としては718,715台(2019年比で94%)。
コロナウイルスの影響を考慮すると「あまり減っていない」数字だと言えそうですが、2020年前半は当然ながら販売が落ち込んだものの、後半にかけては前年超えまで回復したといい、この流れを継続できれば2021年も力強い成長を記録できそうですね。
なお、レクサスによればESやRXの販売が堅調、そしてマイナーチェンジを行った新型ISとLSが好調だった、とのこと。
地域別の実績だと下記の通りですが、ほかブランド同様に「中国市場に助けられた」形であり、あと1〜2年もすれば、中国がレクサスにとって最大のマーケットとなりそうです。
レクサス2020年の地域別販売
- 北米 297,000台(前年比91%)
- 中国 225,000台(前年比111%)
- 欧州 71,000万台(前年比81%)
- 日本 49,000万台(前年比79%)
- 中近東 27,000万台(前年比82%)
- 東アジア 32,000万台(前年比92%)
参照:Lexus