え？グッチ重役がフェラーリのCEOに？前CEOが電撃辞任、現在後継者選定中のフェラーリはラグジュアリーブランドへの道を突き進む

｜　自動車業界に限らず様々な業種から選定中　｜

さて、フェラーリが今後の見通し、そしてCEO選定について語った模様。

まずは今後の見通しだと、利益については（10％低下した）2020年の11億4000万ユーロから、2021年では14億5000万～15億ユーロに落ち着くだろう、とのこと。

実際に2020年の第3四半期あたりからは需要が強く回復しているとのことなので、この数字は難なく達成することになりそうですね。

フェラーリは新CEO選定を「急がない」

なお、フェラーリは昨年12月にちょっとした騒動があり、というのも当時のCEO、ルイス・カミレッリ氏が電撃辞任したため。

これについてはフェラーリ側もびっくりしたようで、現在に至るまで後任を用意できておらず、ジョン・エルカーン会長が暫定にてCEOを兼任しているという状況が続いています。

フェラーリはあくまでもラグジュアリーブランド

そこで一時はフェラーリの新CEOについて様々な憶測が飛び交い、一時はアップルを辞したジョニー・アイブ氏がその候補に上がったこともある模様。

ただ、フェラーリとしては「新たなCEO選定について急いでいない」ともコメントしており、慎重にものごとを進める姿勢を示しているようですね。

そして次期CEOについては自動車業界に関わらず幅広く選定を進めていると見え、グッチのCEOであるマルコ・ビッザリーニ氏、前ヴァレンチノCEOステファノ・サッシ氏、トム ディクソン（家具）CEOのハンス GS ホグステッド氏等様々な候補が挙げられているようですね。

個人的には、「デカいロゴ」「アグリーファッション」を流行らせたグッチCEO、マルコ・ビッザリーニ氏がフェラーリCEOに就任すると面白いんじゃないかと考えたり。

もちろんフェラーリが他ブランドとどんどんコラボを始めたり、ケバケバしいクルマになってしまうと困りますが、もはやスーパーカーも「ブランド品」のひとつであり、世界中で様々な消費者の需要を喚起したグッチだけに、その手腕を異業種においても発揮してほしいとも思います。

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参照：Reuters, Bloomberg