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ホンダが謎のデザインをパテント登録!なぜ世のデザイナーは「未来の車」というとタイヤを隠したりウインドウを塞ぐのか

2021/02/05

ホンダの奇妙なデザインパテント

| 空気抵抗や自動運転の強調だとは考えているが、あまりに現実味がなくて馴染めない |

さて、ホンダが奇妙なデザインのクルマをパテント登録してちょっとした話題に。

ホンダによれば、このクルマは直近で発売を予定しているわけではないとのことですが、まったく何にも使わないクルマを、お金をかけて登録するとは思えず、何らかの形で、そしてどこかでこのデザインが使用されることになるのだと思われます。

デザインそのものは2019年6月に作成される

なお、このデザインそのものは2019年6月28日に製作されており、しかし登録されたのは2021年2月2日。

つまりはしばらく放っておいたものを何らかの事情にて登録を行ったということになりますが、デザイナーの名称としては「リッキー・スー」「ニコラス・レナー」二名の連名となっています。

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このパテント画像を見るに、現行のホンダそしてアキュラとの共通性は見いだせず、似ているところがあるとすれば「フロントグリルの下側」くらい。

ヘッドライトは横に長く、テールランプは縦に長い形状を持っています。

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サイドから見ると、そのシルエットは「ワンモーション」。

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タイヤが見えないようにカバーが設けられており、真正面、真後ろからの画像を見ると、その内側にタイヤが見えますね。

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おそらくこのブラックの部分は「ガラス」なのだと思われます。

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あの頃、タイヤを隠すのが流行ってた

そしてこのホンダによるコンセプトカーを見て思うのが、「一時期のデザインにおいて、未来のクルマというとタイヤを隠すのが流行ってたな・・・」ということ。

もちろん空気抵抗の低減を狙ったものだと思いますが、ステアリングホイールを切ることが難しい場合もあったりして(このBMWのコンセプトカー、ヴィジョン・ネクストの場合はフロントフェンダーそのものが変形する)、いささか現実味を欠くようにも思います。

ロールスロイスのコンセプトカーは「ホイールカバーがボディパネルの一部を兼ねていて」タイヤを切ると、タイヤと一緒にこのパネルも動くことになります。

タイヤを切っていないと未来的に見えるものの、タイヤを切ると当然ながら「タイヤが見える」ため、急に現実が顔を出すという印象も。

正直言うと、ぼくはこの「タイヤを隠すデザイン」はなんとなくフェイクっぽくも見えるため、いまひとつ馴染めずにいます。

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アウディRSQコンセプト(映画「アイ, ロボット」に登場)はそもそもタイヤの無いタイプ。

これだと「ホイールハウスを覆う」デザインにも納得です。

とにかく一時期のコンセプトカーは「タイヤを隠す」のが一つのトレンドであり、さらには自動運転を強調するためか、透明のウインドウを持たないデザインも流行りましたね。

参照: World Intellectual Property Office, United States Patent And Trademark Office

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