| さらに20万台のうち75%はフォルクスワーゲン傘下となってから発売されたクルマたち |
さて、ベントレーが1919年の創業から数え、102年にしてついに「累計生産20万台に達した」と発表。
ただし興味深いのは、そのうち75%がこの18年に作られたもので、さらに全体の40%が2003年にデビューしたコンチネンタルGTなのだそう。
加えて20%が2005年に発売されたフライングスパー、そして2015年に登場したベンテイガは約25000台を販売し12.5%を占めているようですね。
ベントレーはフォルクスワーゲンのもとで大きく成長
ちなみにベントレーは1931年にロールスロイスに買収されており、1978年にはヴィッカースへ、その後1998には現在の親会社であるフォルクスワーゲンへと売却されることとなっています。
つまりはフォルクスワーゲン傘下にてに開発・発売されたクルマがヒットしているということになりますが、コンチネンタルGTが登場した際には「それまでのベントレーに比べると非常に安価なので(1700万円くらいだったと思う)非常によく売れている」という話をディーラーから聞いた記憶も。
それまでのベントレーがいくらくらいだったのかは不案内ではあるものの、「1700万円のクルマが”安い”という理由で売れるというのもスゴい話だな・・・」と(当時)思ったものです。
20万台目のベントレーは「ベンテイガ・ハイブリッド」
そして今回めでたく20万台目としてラインオフしたのはベンテイガ・ハイブリッド。
ベントレー初のSUV、そしてもっともエコなハイブリッドモデルということで、新しいベントレーの時代を象徴するかのようなクルマでもありますね。
なお、ベントレーは現在一日あたり85台を製造しているそうですが、これは2003年以前の「1ヶ月間の生産台数と同じ」だそうで、つまり現在は2003年以前の「30倍くらい」のペースでクルマを製造し販売しているということに。
ベントレーは今後アウディ傘下に
今後ベントレーはアウディ傘下に置かれて「超高級路線を歩む」とされ、2030年には販売する新車すべてを電動化する、とも発表。
加えて工場周辺に植林を行ったり、「レザー以外の」環境負荷の小さい素材を内装に使用してゆく計画も公表していて、「より知的で、よりクリーンな」会社を目指す模様。
100周年を迎えた折には「BEYOND 100」なる次の100年に向けた計画も公開されており、今後が楽しみなブランドの一つでもありますね。
-
植林流行っとるん?ブガッティに続き、ベントレーも「木を植えた」と発表
| 自動車メーカーは「環境破壊者」としての批判をかわす必要がある? | ベントレーは今年で「100周年」を迎えており、様々な限定モデルやコンセプトカーを発表するなど積極的に活動していますが、今回は「本 ...
続きを見る
合わせて読みたい、ベントレー関連投稿
-
21年3月からアウディの管理下に置かれるベントレー。「ポルシェの下でなくて良かった・・・」。なお、今後は少量生産の超高額車生産ブランドに?
| 「バカラル」「ブロワー」等のプロジェクトを見ると、ベントレーは今後方向転換を行いそうだ | さて、ベントレーは2021年3月1日からアウディの管理下に置かれる(フォルクスワーゲンの重役会議の決定に ...
続きを見る
-
ベントレーがル・マンへの復帰を示唆!ベントレーは過去に6度の優勝経験があり4連覇を成し遂げたことも。加えて「合成燃料」にてガソリン車を生きながらえさせることも検討中
| ベントレーはアウディの管理下にて、これまでと大きく方向を転換するのかもしれない | さて、ベントレーがル・マン24時間レースへと復帰する可能性を示唆。現在ベントレーは「超高級車ブランド」としての展 ...
続きを見る
参照:Bentley