| 幸いなのは誰一人としてけが人が出なかったこと |
さて、納車後160kmしか走っていない、新車のマクラーレン765LTが火災にて全焼してしまうことに。
これはペンシルバニア州での出来事だそうですが、なんらかの原因にて、給油中のマクラーレン765LTが発火してしまい(現在調査中)、通報を受けた消防が到着するも延焼を防ぐことはできず、2時間後に火を消し止めた際にはもう元のクルマが何であったかわからないまでに燃え尽きています。
マクラーレンは現代のスーパーカーとしては「比較的よく燃える」部類
なお、マクラーレンのクルマは現在のスーパーカーの中では「燃えやすい」部類に属していると認識して、とくにセナが発売されたあたりから「突然の発火」が目立つようになったと思います。
日本でも今年2月には600LTが路上にて炎上し、大きく報じられたばかりですね。
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ちなみにマクラーレンは世界規模にて炎上対策リコールを行っており、対象は570GT、720S(クーペ/スパイダー)、セナ、GT。
燃料タンクの下に挿入してある防音用フォームの湿度が逃げず、これが原因で燃料タンクが腐食して燃料が漏れ、場合によっては発火するという見立てです。
ただ、セナの中には「納車間もないのに炎上した」例もあり、これについては”腐食”するだけの時間が経過していないと考えるのが妥当なので、「マクラーレンが燃える」のには別の理由も存在すると考えたほうがいいのかもしれません。
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今回の「マクラーレン765LT炎上」はこんな感じだった
今回マクラーレン765LTが燃えたのは「ガソリンスタンド」にて。
おそらくは給油中に燃えたのだと思われますが、すでにこのときには猛烈な勢いにて炎上しています。
画像を見るとガソリンスタンドの床が濡れており、しかしこの液体に火は移っておらず、よってこれは、火災によってタンクやホースに亀裂が入り、そこから漏れた冷却水なのだと思われます。
そこから懸命の消火活動がスタート。
ただしなかなか火は消えず・・・。
ようやく火を消し止めることができたのは2時間後。
素人的には「消火剤をかければ火を消すことができそう」に思えるものの、消火剤の入り込めない、機関内部にまで火の手が及んでいると「消しても消しても燃える」のかもしれませんね。
なお、フロントはまだ原型を残しているものの、どう考えても車体の復元ができるレベルではなく、間違いなく廃車となりそう。
もうあちこちが溶けてしまっていますが、マクラーレン765LTはカーボンファイバーを用いたパーツが多く、そのぶん燃えだすと「一瞬で溶ける」のかもしれません。
ただ、カーボンファイバーそのものは燃え尽きることはなく、よって「繊維」のようなものとしてクルマの周囲に残っているようです。
消防車はかなりレトロ
ちなみにこちらは現場に駆けつけた消防車。
見た感じかなりレトロで、まわりの風景を相まって「1970年代か1980年代初期」のような印象を受けます。
ボディサイドには「ENGINE」と書かれていますが、これは「FIRE ENGINE=消防車」の意味。
ちなみにぼくは長い間「ファイヤーエンジン=消防車」ということを知らず、アメリカに行った際、現地の人と話していたときに消防車のサイレンが聞こえてきて、現地の人が「ファイヤーエンジンが来た」と言ったのですが、ぼくはファイヤーエンジンが何であるかが理解できなかったため、「そんなことも知らないのか」とバカにされたことがあります。
たしかに「消防車を英語で言うと?」と聞かれると(救急車=アンビュランスということは知っていても)、その時は「そういえば消防車って英語で何ていうんだろうな」と頭を悩ませたに違いなく、実際に「ファイヤーエンジン」以外に消防車を表す言葉はほぼ無いようですね。
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