はじめて「ルイス・ハミルトンがドライブしたF1マシン（MP4-25A）」が競売に！7.2億円で落札され、F1マシン史上2番めの高額落札に

｜　今後もルイス・ハミルトンが運転したF1マシンはそうそうオークションに登場しないと思われ、非常に価値は高い　｜

もしマクラーレンが所有するコレクションを売却できていたならば、本社の権利移転を免れることができたのかも

さて、ルイス・ハミルトンがドライブしたF1マシンがオークションにかけられ、F1マシン史上では2番めとなる4,836,000ポンド （約7億2300万円）で落札されることに 。※もちろん1位はシューマッハのマシンで、落札額は 5,449,607ポンド

なお、ルイス・ハミルトンのマシンがオークションに登場するのは今回がはじめてだそうですが、このMP4-25A”シャシーNo.01”は2010年のトルコGPにてルイス・ハミルトンが優勝した際に乗っていたもので、同2010年の中国GPでも2位に入賞しています。

マクラーレンは保有するコレクションを売却する意向だと報じられたことも

なお、マクラーレンはコロナウイルスのパンデミック直後に深刻な経営不振に陥り、その際には「F1マシンなど、所有するコレクションを売却する」とも報じられています。

ただし実際には、すでにそれらコレクションは抵当に入っており、よってマクラーレンが勝手に売ることはできないとされ、実際にそれらが売却されたと報じられることはなく、かわりにマクラレーンは本社を売却することに。

ただし今回公開された一連の画像を見るに、マクラーレン本社の中で撮影されたものだと思われ、よってなんらかの解決策を見つけ、マクラーレンは所蔵品を売却できることになったのかもしれません。

今回のオークション開催について、RMサザビーズの自動車専門家でプライベートセールスのグローバルヘッドであるシェルビー・マイヤーズは、「このような特別な車が市場に出てくることはめったにありません。私たちはこのF1マシンが二度とオークションに登場しないであろうことを理解しており、記録的な価格にて落札されるであろうことを予測していました」とコメント。

さらに、イギリスGP開催中にオークションを実施したことについては、「RMサザビーズは幸運にもF1と継続的なパートナーシップを結んでおり、マクラーレンを展示するユニークな環境を提供したいと考えていました。また、マシンが疾走している間にオークションを行うことは、真の意味で初めての試みでしたが、サー・ルイス・ハミルトンのF1での功績は、他に類を見ないほど素晴らしいものであり、彼が関わったクルマは今後何十年にもわたって最も欲しがられるものになるでしょう。私たちは、この素晴らしいクルマが新しい家を見つけたことを嬉しく思います」と述べています。

ルイス・ハミルトンがドライブしたF1マシンを紹介する動画はこちら

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参照：RM Sotheby's