| 現在の技術でも十分に実現可能であり、どこかのチューナーやショップが作りそうだ |
ディティールにはシンガーDLSの影響も強く見られる
さて、これまでにも数々のポルシェ911のレストモッド、そしてレンダリング(バーチャルカスタム)が登場しており、今回はマッテオ・ジェンティレなるアーティストが「PORSCHE 930 RESTOMOD」と題した一連のCGを公開。
これは文字通り「930ターボ」を現代風に再構築した作品ということになりますが、目を瞠る出来をもっており、ここで紹介してみたいと思います。
各世代のポルシェ911が持つ要素も
今回のレンダリングに持ちられているボディカラーは「メタリックグリーン」。
オークグリーンメタリックを連想させるボディカラーですが、930ターボではけっこう「珍しい」かもしれません。
なお、本作品は930ターボのレストモッドではあるものの、巨大な「ターボウイング」を持たず、かわりにナナサンカレラのようなダックテールリアスポイラーが装着されています。
フロントフード上にはランプが追加されていて、これが「レトロ」さを強調し、いいアクセントになっているようですね。
フロントバンパーにはダブルでカナードが装着され、ホイールはフックス風デザインを現代風に解釈したもの、そしてワイド化されたフロントフェンダー上には911GT3RS等に用いられているエア抜き用のルーバーも。
当然ながらリアフェンダーも「ワイド」。
車高はギリギリまで落とされ、これ以上はないというほどのツライチ度合いです。
リアフェンダー上にはもちろんエアインテーク。
リアバンパー下部にはウイングレットが装着されており、これは「シンガーDLS」を意識したものかもしれません。
ちなみにシンガーDLSのリアはこちら。
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テールパイプ形状もシンガーDLS同様ですが(ただしこれはポルシェの過去のレーシングカーにヒントを得たものだと思う)、テールランプはシンガーDLSとは異なる「LEDライトバー」。
なお、フロントのデイタイムランニングランプはヘッドライト内ではなく、バンパー内に「バー」状にて再現されています。
ヘッドライトベゼルやインナー、そしてウインドウモールなどはブラックで統一され、全体的な雰囲気を引き締めていますが、それと同時に、ドアミラーの代わりの「カメラ」、フラッシュマウントされたドアハンドルなどが未来的な印象を醸し出しているようですね。
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参照:Matteo Gentile