伊アレスデザインがポルシェ911タルガを「ワイドボディカスタム」！ただでさえ高価な911タルガの内外装を総入れ替え

｜　911タルガ”アレス”はカーボンボディ採用にて最大8センチワイド化　｜

そのカスタムはあくまでもエレガント

さて、（超）富裕層向けのコーチビルダー、アレス・デザイン。

これまでにも様々なカスタムカーを発表していますが、今回は992世代のポルシェ911タルガを「ワイドボディ化」、しかしエレガントにカスタムした個体を公開しています。

アレスデザインはこれまでにも991世代の911タルガを「911GT3RSスペックに」カスタムしたり、964世代の911をレストモッドしていましたが、今回の911タルガもそれらに負けないほどの素晴らしさを持っているようですね。

アレスデザイン・ポルシェ 992 タルガ・ワイドボディはこんなクルマ

多くのチューナーやコーチビルダーは、ワンオフにて製作した車両やチューニングプログラムに対してなんらかの（カッコいい）名称を与える傾向があるものの、アレス・デザインの場合は（オリジナルモデルでないかぎり）とくに名称を付与することはなく、今回の911タルガについても単に「アレスデザイン・ポルシェ 992 タルガ・ワイドボディ」とだけ紹介されています。

この911タルガは、今年初めに発表された「アレス964ターボ」同様に顧客の依頼によるワンオフプロジェクトで、モデネーゼ・チェントロ・スティーレによってデザインされた新しいカーボンファイバー製のエアロキットが組み込まれ、このボディキットによって、911タルガの幅はフロントで8cm、リアで4cm拡大されることに。

さらにはドアミラーやドアハンドル、フロントフェンダー上のルーバー、フロントバンパー内部などにシルバーが用いられて上品な印象を醸し出しています。

なお、911タルガは911のラインナップの中でも「非常に高価」であり、それでも911タルガを選ぶという事自体がセレブの証ではありますが、さらにその911タルガを（おそらくは新車価格以上の費用をかけて）カスタムするというところを見るに、このオーナーは「かなり裕福」ということになりますね。

アレスデザイン・ポルシェ 992 タルガ・ワイドボディのインテリアはいっそうシック

そしてこちらはアレスデザイン・ポルシェ 992 タルガ・ワイドボディのインテリア。

およそすべてが張り替えられ、明るいブラウンが用いられています。

外装同様に「レーシーさ」よりも「エレガントさ」を重視しているように見え、カーボンファイバーなど近代的な素材をあえて使用していないようにも見受けられます。

シートにはアレスデザインのロゴが入り、これはステアリングホイール同様です。

なお、フロントフードのエンブレムもポルシェからアレスデザインのものへと置き換えられているようですね。

さらにアレスデザインではエンジンにも手を入れており、60馬力の出力向上を果たしている、とのこと。

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アレスデザインはイタリアはモデナに拠点を構えるコーチビルダーで、創業者はフェラーリの元副社長、そしてロータスの元CEO。

ロータスを辞したのちにモデナにて創業していますが、ポルシェのほかフェラーリやランボルギーニ、ランドローバー、メルセデス・ベンツ等のカスタムを手掛けているほか、デ・トマソ・パンテーラを現代に蘇らせるという「プロジェクト・パンサー」を実現させたことでも知られます。