| 今回は数量の「限定」はなく、しかし12月10日までの期間限定受注 |
その重量は台座付きで約3キロ
さて、マツダがロータリーエンジンを搭載した787Bでル・マン24時間レースを制覇してから今年で30周年。
そして今回これを記念し、787Bに搭載されていた4ローターR26Bレース用エンジンが1:6スケールモデルとなってMZレーシングより発売されることに(17万9300円)。
なお、このスケールモデルは2018年にも一度発売されており、その際は100台限定だったものの、今回の販売には台数の制限はないといい(ただし12月10日までの期間限定受注)、さらにエキゾーストマニホールドとマフラーも付属している、とアナウンスされています。
モデル化に際しては実物のエンジンを3Dスキャン
この「ロータリーエンジンのモデル化」に際しては、マツダが保管している実物のエンジン(スペア)を3Dスキャンしたといい、4ローター用エキセントリックシャフトのモデル化ははじめて、とのこと。
さらに各ローターは1番ローターの固定位置にあわせて実際のエンジンと同じ位相にて固定され、レース用として極限まで削られたハウジング、そしてレース仕様の吸気ペリフェラルポートも再現され、マニホールド側と燃焼室側の微妙な違いを再現しています。
残念ながらこのスケールモデルに可動部はないものの、細部に至るまでしっかり作り込まれていることがわかります。
カーボン調の台座とアクリルケースを合わせたサイズは、長さ400mm、幅230mm、高さ140mm、重さは約3kgもあるといい、素材は樹脂とホワイトメタル、そしてスパークプラグのワイヤーやベルトにはラバーを使用している、とのこと。
さらにこのスケールモデルには、30周年記念や787B仕様を示すエンジンスペックパネル、ディスプレイスタンド、そしてチームの監督を務め20年間マツダのル・マンプログラムを監督した大橋隆良氏のメッセージが書かれたプレート、1991年のル・マンのポディウムが付属しています。
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参照:MZ Racing