| ここまで面白そうなコンセプトカーは今までに見たことがない |
実現しそうにないものの、ぜひ実現してほしいコンセプトカー
さて、独立系カーデザイナー、ギローム・マゼロール氏がユニークなレンダリングを作成。
これは「NIOトライアスロンコンセプト」と題されたもので、「一つのコアとなる車体にて」サーキット、オフロード、水上という3つの異なるステージ上における競技を行うという、まさに「自動車のトライアスロン」をイメージしたものです。
現在同氏はEV販売で知られる中国の自動車メーカー、NIO(ニーオ)にてインターンを勤めているといい、そこでこのプロジェクトを考案したようですね(NIO公式ではなく、あくまでもデザイナー氏独自のプロジェクト)。
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そのスタイルはF1からハイパーボートにまで
まず、このレンダリングの前提は「1トラック、1セル」という一つの競技場そして一つの車体で競うというもの。
この競技場の外周はややスクエアっぽいオーバルコース、そしてその内側にオフロードコースと水上コースがあるという設定です。
そしてコースによって車体の「ガワ」を変え、それぞれのステージにて競うというわけですね。
セルはこういった感じで装着するパーツを変え、各々のステージに対応します。
こちらはセルのミッドに積まれるパワーユニットで、フルエレクトリックという設定です。
こちらはスプリントモード。
F1マシンやインディカー状のデザインを持ちますが、イメージはズバリ「戦闘機」。
こちらはオフロードモード。
イメージはバギー、そしてダストを吸い込まないための(冷却用エアを取り込むための)防塵エアクリーナーが装着。
そしてこちらは注目の「アクアティック」モード。
サーキットとオフロードとの切り替えであればまだ「想像可能な」範囲ではありますが、この「水上レーサー」へのコンバートはまさに完全に想像の範囲を超えている、と思います(すばらしいイマジネーションだ)。
現時点では実現の可能性は非常に低いが
なお、現実的にはハードウエアの問題や統括団体の問題、その他モロモロ考慮すると「実現可能性は非常に低く」、しかしもし開催されるのであれば非常にゲーム性の高いものになると思われ、「ちょっと見てみたい」ものですね。
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参照:guillaumemazerolle(Instagram)