| 75周年を迎えた今年、フェラーリは今年こそトップを狙う |
2022年からホイールが18インチに、そしてグラウンドエフェクトが復活
さて、フェラーリが2022年シーズンに向けたF1マシン、「F1-75」を発表。
ドライバーはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツというイケメン2名体制を維持し、昨年はコンストラクターズタイトル6位から3位へ、そして今年はさらに上を狙うことになるかと思いますが、このF1-75につき、今のところ発表されている2022年型F1マシンの中では「もっとも新レギュレーションをアグレッシブに解釈した」デザインだと評されています。
なお、2022年のF1における(車体に関する)レギュレーションの大きな変更点は以下の通り。
- タイヤが13インチから18インチへ
- 開幕以降のパワーユニット凍結
- 1983年に禁止されたグラウンドエフェクトの復活
- 最低重量が752kgへと引き上げ
- 燃料のエタノール混合率が7.5%から10%へ
2022年シーズンのフェラーリF1マシンではタイヤ/ホイール、エアロパッケージが大きく変化
2022年シーズンから導入される新レギュレーションに関し、F1マシンの外観に及ぼす大きな変化は「タイヤ(ホイール)」「エアロパッケージ」ということになるかと思います。
まずタイヤだと、すでにフォーミュラE、F2に導入される18インチが採用され、これによってタイヤメーカーが今まで培ってきた技術の(F1への)フィードバック、そしてF1で得た新たな知見を市販用タイヤに返す事が可能になるとされています(グラウンドエフェクトも同様で、市販車に活かせる可能性が大きい)。
ホイールについては、BBSジャパンがF1全チームに対し統一デザインを持つものを供給すると発表されており、「メッシュデザイン」のホイールにカバーが装着されています(すでに発表されたアストンマーティンF1チームのAMR22と同じデザインのカバーに見えるので、カバーも統一されているのかも)。
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エアロパッケージにおいてもその変化がかなり大きく、ノーズは尖り(F1初の分割式ノーズを採用と報じられている)、フロントウイングはシャープに、そして横に長いサイドポッドインテークや三角形のセンターインテーク、(他のチームに比べて)大型のシャークフィン(SF21で採用されたグラデーションがアレンジされ、75周年記念ロゴが採用される)が採用されるなど、現時点で発表されているほかチームのF1マシンとは大きく異る外観を持つことに。
そしてボディ自体は(スリムな)ウィリアムズとは異なって「ワイド」ボディコンセプトを持ち、コクピット両脇とサイドポッド外側との間に大きな「窪み」が存在します。
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フェラーリF1-75最大の特徴はそのカラーリング
なお、各方面にて話題となっているのがフェラーリF1-75のカラーリング。
これまでのタイトルスポンサーであったミッション・ウィノーのグリーンのロゴ「MW」ロゴがなくなり、フロント/リアウイングがブラックとされることで、1988年の「フェラーリF187」、1989年の「フェラーリ640」、1990年の「フェラーリ641(コンストラクターズ2位を獲得)」、1991年の「フェラーリ642」といった、もっとも美しいとされた時代のフェラーリ製F1マシンを思い起こさせますね。※下の画像はフェラーリF187
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