【動画】マクラーレン・アルトゥーラGT4？謎のアルトゥーラが「キーウイ」っぽいカモフラージュ、新エアロパッケージにて走行中

｜　おそらくはマクラーレン570S GT4の後継となるカスタマーカーだと思われる　｜

ハイブリッドシステムの除去によって相当に軽くなることは間違いない

さて、マクラーレンがアルトゥーラのサーキット走行専用モデルと見られる新型車をテスト中。

これはユーチューバーがイタリアのモンツァ・サーキットを走行するアルトゥーラを捉えたもので、動画からはエアロパッケージの変更等、様々な情報を受け取ることが可能です。

なお、ドアミラーのカラーから判断するに「ブルー」と「オレンジ」の個体が走行しているようで、両者はほぼ同じスペックを持つようにも見えますね（ただしカモフラージュがなされているので確証はない）。

マクラーレンはこれまでもサーキット走行専用モデルやカスタマーカーを発売してきた

マクラーレンはもともとレーシングカーコンストラクターとして出発しているので、そのDNAはモータースポーツと強く結びついており、よってこれまでにもモータースポーツ参戦用のカスタマーカーとして「570S GT4」、一方でなんらレギュレーションに縛られず、サーキットでの速さのみを追求した「720S GT3X」といったクルマも発売済み。

よってこの車両もそういったたぐいだとは思われますが、動画の説明によれば、テストを行っていたのは「マクラーレン・カスタマー・レーシング」だとされるので、570S GT4の後継モデルとして投入されるカスタマーカー（アルトゥーラGT4？）なのかもしれません。

動画を見ると、フロントには大きなリップスポイラーが確認でき・・・。

リアにはシャシーマウントと思われるハイウイングが装着されています。

なお、もしGT4に出場するのであれば、現段階では「ハイブリッド」が認められていないので、アルトゥーラのロードゴーイングバージョンに積まれる「95PSを発生する」エレクトリックモーターやバッテリーは取り外されるということに。

ただ、残された3リッターV6エンジン単体（M630）であっても585PS/584Nmを発生するので十分な戦闘力を持つと考えられます。

参考までにアルトゥーラの乾燥重量は1395kg、570Sは1313kg。

もちろんハイブリッド化のために車体重量が増えているわけですが、ハイブリッドシステム＋エレクトリックモーターを取り外せば100kg程度は軽くなるものと思われ（アルトゥーラのハイブリッドシステムの重量は公表されていないが、P1だと150kgだと紹介されている）、そしてこれまでのV8ツインターボに比較して60kg軽いV6ツインターボを積むということを考えても、相当な軽量化を実現できそうです（規定重量を満たすためにバラストを積んだとしても、その位置を好きに決めることができる）。

なお、カモフラージュはちょっとめずらしい柄を持っていて、なんとなく「キーウイ（キウイ）」のようにも。

ちなみにキーウイはマクラーレン創業者、ブルース・マクラーレンの出身地であるニュージーランドの国鳥で、ブルース・マクラーレンはこのキーウイを好んで車体に配置していたといいます（様々なキーウィのバリエーションがある）。

参考までに、初期のキーウイ（スピーディー・キーウイ）はこんな感じ。

そしてマクラーレンの顧客もブルース・マクラーレンに敬意を表する形でさまざまなキーウィを自身の車体に（カスタムオーダーとして）ペイントする例が見られます。

こちらは別デザインのキーウイ。

謎のマクラーレン・アルトゥーラが走行する様子を収めた動画はこちら

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参照：19Bozzy92