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1979年に一台のみが製造された「ミドシップ」アストンマーティン、ブルドッグ!41年ぶりに発見されたのち6000時間をかけてレストアされる

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1979年に一台のみが製造された「ミドシップ」アストンマーティン、ブルドッグ!41年ぶりに発見されたのち6000時間をかけてレストアされる

| コンコルソ・デレガンツァにてみごとコッパ・ドーロ賞を受賞、次の目標は時速200マイルの突破 |

レストアは「ベストメンバー」にて行われる

さて、耳慣れないクルマであるアストンマーティン「ブルドッグ」が、このたびヴィラ・デステにて開催されたコンコルソ・デレガンツァ(そのクルマのエレガントさを競うイベント)にて名誉あるコッパ・ドーロ賞を受賞した、とのこと。

なお、このブルドッグは1979年製で、しかしこれまでコッパ・ドーロ賞を受賞したクルマのほとんどは1930年代のものばかりだったといい、唯一の例外は1968年製のアルファロメオ33-2ストラダーレ・スカリオーネ・クーペ。

ただし今回のブルドッグは上述の通り1979年製なので、これよりも10年以上後に製造されており、同賞史上「最年少」での受賞となるのだそう。

Aston-Martin-Bulldog (8)

アストンマーティン・ブルドッグとは?

そこでこのアストンマーティン・ブルドッグについて簡単に紹介しておくと、これは上述の通り1979年にアストンマーティンが製作したコンセプトカー。

ただしコンセプトカーといえども市販を前提としており、当時前人未到であった時速200マイル(322km/h)を突破することを目標に掲げていて、その達成とともに15~25台を限定にて生産する予定であったと言われます。

Aston-Martin-Bulldog (7)

はたしてこのアストンマーティン・ブルドッグは時速307キロを記録したものの目標値には届かず、そして何よりも「開発コストがかかりすぎる」という問題にてプロジェクトが中断され、結果的に生産されたのは「試作車の一台のみ」にとどまっています。

Aston-Martin-Bulldog (6)

車体デザインは1960年代の初代DBSやラゴンダ・シリーズ2をデザインしたウィリアム・タウンズ氏で、車体ミッドに搭載されるのは5.3リッターV8ツインターボ(ヴァルキリーが登場するまで、このブルドッグが唯一のミドシップアストンマーティンでもあった)。

全長4724ミリ、全高はアヴェンタドールの1135ミリよりも43ミリ低い1092ミリというディメンションを持ち、後方視界の悪さをカバーするためにリヤビューモニタを備えます。

Aston-Martin-Bulldog (5)

このブルドッグについてはは長い間消息がわからず、しかしその存在が再び世に知られることとなったのは2020年。

英国のクラシック・モーター・カーズがブルドッグを入手し、レストアを完了させた後にアストンマーティンが当初掲げていた「200マイル」を達成すると発表したことからブルドッグの名が改めて轟くこととなったわけですね。

Aston-Martin-Bulldog (4)

レストアしたのは前アストンマーティン経営者の息子

なお、今回のレストアを指揮したのは、1981年にアストンマーティンの経営権を入手した英国人実業家、ヴィクター・ガーントレット氏の息子であるリチャード・ガーントレット氏。

この同氏の指揮のもと、新しいブルドッグのオーナーであるフィリップ・サロフィム氏とともに6000時間以上を費やしてレストアを行うこととなっています。

Aston-Martin-Bulldog (3)

ただ、このブルドッグについては当時の資料がほぼ残っていないそうで、よってレストア開始時には「当時の情報や写真を持っている人は、なんでもいいので申し出て欲しい」という異例の呼びかけを行うことによって可能な限り当時の姿を再現しています。

Aston-Martin-Bulldog (9)

ただ、レストアに際しては(安全上や信頼性向上のため)一部現代の技術を導入しているといい、それでも見た目は(ボディカラー含め)可能な限り当時のままを残しているのだそう。

ちなみにヘッドライトはフロントフードの一部が「凹む」ことで姿を表すという”逆リトラクタブル”ヘッドライトともいうべき構造を持っています。

新オーナーは近日中に「時速200マイルに」挑戦するともコメントを出しており、続報に期待したいところですね。

Aston-Martin-Bulldog (2)

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JUN

人生において戻せないもの、それは4つ。「失われた機会、過ぎ去った時間、放たれた矢、口から出た言葉」。とにかくチャレンジ、しかし紳士的にありたいと思います。

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