| これまでにも数々のカスタムされたセナが公開されてきたが、ここまで手間をかけたものは多くない |
サイドシルにはセナの姿がエアブラシで描かれる
さて、マクラーレンは「セナ」の限定台数500台すべて売り切っているものの、今回マクラーレンのパーソナリゼーション部門「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)」がいったん納車されたセナをカスタムした「セナXP エル・トリオンフォ・アブソルート」を公開。
これはマクラーレン・ビバリーヒルズによってオーダーされたもので、プレスカーとして使用されていた個体をいったん工場へと戻し、その後に現在の仕様へとコンバートされた車両です(XP=試作車を意味している)。
「セナXP エル・トリオンフォ・アブソルート」は文字通りアイルトン・セナへのトリビュート
そしてこの「セナXP エル・トリオンフォ・アブソルート」は、1989年のF1メキシコGPにてアイルトン・セナが優勝したことを記念しているといい、グラファイトグレーのエクステリアに”アクセントレッド”と”メキシコグリーン”の装飾が施されています。
さらにはMSO別注によるグロスビジュアルカーボンファイバーやエレクトロフォームフロントバッジ、アニバーサリーホワイト色のセンターロックホイールナットなどさまざまな特別仕様が追加されており、車体にはアイルトン・セナのサイン、リアウイングにはハンドペイントのメキシコ国旗とエル・トリオンフォ・アブソルートのバッジ、ガソリンキャップにもメキシコ国旗がデザインされています。
ホイールなブラック、ブレーキキャリパーはレッドにペイントされ、車両との一体感を増しているようですね。
搭載されるエンジンは標準モデルと変わらず4リッターV8ツインターボ、出力は800馬力 / 799Nm、トランスミッションは7速デュアルクラッチ、そして0−100キロ加速は2.8秒、そして最高速340km/hというスペックも通常の市販モデルと同様です。
「セナXP エル・トリオンフォ・アブソルート」のインテリアも特別仕様
そしてこのセナXP エル・トリオンフォ・アブソルートのインテリアも外装同様に特別装備が満載となっており、サイドシルにはブラジル国旗とアイルトン・セナがトロフィーを掲げる姿がエアブラシで描かれ(スゴいなこれ)、クリアグリーン仕上げのサイドシルにダッシュボード、シートシェルにステアリングホイールのスポーク部を持っており、レザーのカラーは「ジェットブラック(これもMSO特製)」。
なお、シートにはピュアホワイトとブライトレッドのコントラストステッチが施され、ヘッドレストにはメキシコ国旗が刺繍ずみ。
そのほかアクセルペダルにはメキシコグランプリのコースレイアウトがレーザーにて刻まれているといい、”EL GRAN PREMIO DE MEXICO DE 1989”と刻まれたMSO によるデディケーション・プレートも付属しています。
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