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EVの品質/コスト検証の第一人者「今後、生き残る自動車メーカーはフォードとテスラ、リビアンだけだろう」。新興メーカーはほぼ全滅との見解

2022/06/10

テスラが米高級車市場にてメルセデス・ベンツを抜きBMW、レクサスに次ぐ「3番手」に躍り出る!なお株価上昇に乗じ、イーロン・マスクのCEOの弟はテスラ株売却で110億円を稼いだもよう

| リビアンについては情報が少なく判断できないが、テスラとフォードを除くと「ほかはこの変革期を乗り切れない」ということに異論はない |

おそらく、世界中で多くの自動車メーカーが倒産することになると思われる

さて、今後自動車業界においては「テスラ、フォード、リビアンしか生き残れない」とする動画が公開に。

これは投資系ユーチューバー、「Solving The Money Problem」が動画にて語ったもので、その根拠として、EVのコスト研究家として名高いサンディ・マンロー氏のコメントを引用しています。

ちなみにサンディ・マンロー氏は自動車関連エンジニアであり、数年前までは「一般人」であったものの、テスラ・サイバートラックが発表された際、そのコストを正確に算出してツイッターにてコメントし、そしてそのコメントに対してイーロン・マスクCEOが「その計算は正確である」と述べたことから一気に有名に。

テスラ・サイバートラック
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その後、EV界ではコストと品質研究の第一人者に

こういった経緯からその名を知られることになったサンディ・マンロー氏ですが、その後はテスラはじめ様々なEVを分解し、そのコストや品質について語る動画が大きく拡散し、そして分解しなくとも正確な予測を立てることでその名をさらに知られるようになったわけですが、同氏の現在の見立てでは、「従来の自動車メーカーで生き残るのはフォードだけだろう」。

つまりGMもクライスラーも消えてなくなるだろうと考えているわけですね。

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そして「スタートアップ」つまり新興EVメーカーに関しては「テスラとリビアンのみ」しか生き残れないと考えており、つまりローズタウンやルシードなどは消滅することになるという予測を立てています。

参考までにですが、イーロン・マスクCEOは「アメリカで生き残る自動車メーカーはフォードとテスラのみ」とツイートしたことも。

テスラ・モデルSロードスター
参考テスラCEO、イーロン・マスクがツイッターで「アメリカで倒産しない自動車メーカーはテスラとフォードだけ」とつぶやく→フォードCEOが「リスペクト」と反応

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話をサンディ・マンロー氏に戻すと、同氏はつい最近リビアンR1Tを購入し、これを分解することでコストを試算していますが、同氏の見立てでは「10万ドルはお金がかかっている」。

これはリビアンR1Tの販売価格よりも原価のほうが高い(リビアンR1Tの価格は6万7000ドル〜8万5000ドル)ということを意味し、つまりはバーゲンプライスということになりますが、見方を変えると「リビアンは利益を得られずに倒産する可能性がある」ということにもなりそうです。※リビアンR1Tは非常によくできており、サンディ・マンロー氏はふたたびリビアンR1Tを組み立て、自家用として使用することとしている

現在リビアンでは赤字が続いており、しかし今後量産が進むことで原価が下がることを期待してこの価格設定を行っているのだとも考えられますが、量産効果によって原価が下がるよりも速い速度でインフレが進む可能性も否定できず、そうなると(サンディ・マンロー氏の予測とは逆に)確実に「破滅の道」をたどってしまうのかもしれません。

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なお、テスラについては「原価のコントロールが非常に上手く」「いかなる危機にも適切に対処できる」ことから確実に生き残るであろうと思われ、しかしほとんどのEVメーカーは生産開始の遅れから資金回収に問題が生じ、結果的に消え去ってしまうことになりそうですね。

「将来生き残るメーカー」についての考察を行う動画はこちら

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参照:Solving The Money Problem

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