| たしかにポルシェはボートやヨットも手掛けているが |
このポルシェ風ボートの仕上げはなかなかに高いクオリティを持っている
さて、自動車業界とボート/ヨットは強い繋がりがあり、フェラーリ、フィアット、メルセデスAMG、ブガッティ、ランボルギーニなど多くのメーカーが船舶メーカーとのコラボレーションによってなんらかの製品をリリースしています。
一方、レクサスのように自社(トヨタ)のマリン部門経由にてボートを発売するケース、ポルシェのように”ポルシェデザイン”を通じてボートをリリースする例もありますが、今回は「ポルシェに似せて作られた」ボートが中古市場へと登場することに。
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ヘッドライトや各パーツはポルシェを意識
このボートはクレイグクラフト製168ボス16フィート(4.8メートル)パワーボート(1995年製)で、一軸のショアランドル製トレーラーが付属していますが、ポルシェを意識したヘッドライトやテールライトを保有し、かつドアミラーやドアハンドルを持つことで、ボートというよりも「自動車っぽい」仕上がりに。
ヘッドライトについて、そのアウターレンズはポルシェ純正(その奥は通常の丸型ランプ)じゃないかと考えているものの、その旨の記載はないので実際にどうなのかは不明です。
フロントフード風のデザイン、そしてポルシェクレスト(エンブレム)風のバッジも採用され、ポルシェを強く意識したことがわかりますね。
そしてボートには珍しい「クルマのピラー風」デザイン。
「ドアハンドル」もボートには珍しい装備だと思います(リアフェンダー、そしてインテークのようなデザインも”あえて”なのだと思う)。
そしてぼくが「マニアック」だと思ったのは「テールランプ」で、これはボクスター・プロト(初代ボクスター開発時に作られたプロトタイプ)をモチーフにしたと考えて良さそう。
こちらがそのボクスター・プロト。
これを再現するとは、かなりの「マニア」だと思われます。
このリヤセクションを見るに、911というよりはボクスターを再現したかったのかもしれませんね。
ちなみにエンジンは「ミドシップマウント(GM製の4.3リッターV6)」。
ポルシェ風ボートのインテリアはこうなっている
そしてこちらはこのパワーボートのインテリアですが、ダッシュボードには大きく「PORSCHE」文字。
ステアリングホイールも(かつての)ポルシェっぽいデザインですね。
シートレイアウトは「4座」で、内張りは(外装同様に)ブラックとイエローのコンビネーションを持っています。
全体的に見て、完成度が非常に高く、そして(ちょっとファニーではありますが)美しいとすら言って良いボディラインを持っており、”愛すべき珍品”と言えるかもしれません。
ポルシェ風パワーボートを紹介する動画はこちら
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