| 日本国内価格は発表されていないものの、アメリカだと950万円から |
たその価格も十分納得できる特別な仕様を持っている
さて、DUCATI(ドゥカティ)が予告どおり、ランボルギーニ・ウラカンSTOにインスパイアされたバイク、「ドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニ」をミサノ・サーキットにて開催中のサンマリノGPにて発表。
これは2020年に発売されたシアンFKP37とのコラボレーションモデル、「ドゥカティ ディアベル1260 ランボルギーニ」に続くコラボプロジェクト第二弾です。
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ドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニはこんなバイク
現在ドゥカティの株式はランボルギーニが所有していますが、今回のコラボレーションは両者が共有する「スタイル、スポーツ性、排他性」という価値を完全に体現するモーターサイクルを作るという目標から始まっており、その結果として、今回のドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニは、テクノロジー、パフォーマンス、美しさが融合し、一目見ただけでバイク、そしてスーパースポーツカーのエンスージアストに深いインスピレーションを与えるものとなっています。
パニガーレV4 S 2023の技術的基盤として「ファイト・フォーミュラ」を適用し、ランボルギーニならではの要素やスタイリングが加味されたことが特徴で、単にカラーリングを変更しただけではなく、随所にランボルギーニを強く連想させる素材や形状を盛り込んだ特別な仕様を持ちますが、限定台数はわずか630台、価格は68,000ドル(日本円で950万円)という設定です。
搭載されるエンジンはドライクラッチを備えた1103ccのDesmosedici Stradale(出力208馬力)。
細部を見てみるとその価格をじゅうぶんに納得させることができるだけの仕様を持っており、ホイールはウラカンSTOのセンターロックホイールを連想させる専用デザインを持ち、ロックナットはチタン製(レッドのカラーもウラカンSTOを思わせる)。
フロントフェンダーはウラカンSTOのカウル「コファンゴ」のデザインを取り入れたもの。
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グリル・エクストラクターとエアインテークもウラカンSTOのエクステリアを想起させます。
アンダーカウルはウラカンSTOのリアブレーキ冷却用ダクトから着想を得たデザイン。
リヤカウル上のエクストラクターもやはりランボルギーニに採用されるデザインエレメントにインスピレーションを受けています(アヴェンタドールSVJっぽい)。
車体カラーはウラカンSTOのイメージカラーの一つ、ヴェルデ・シトレア(Verde Citrea)にオレンジ(アランチョ・ダック / Arancio Dac)というアクセントカラー。
「63」というのはランボルギーニの創業年である「1963年」を意味します。
なお、全ての個体には「鑑定書」が付属し、キーにはモデル名とプログレッシブナンバーが刻印されることに。
タンクカバーにも同様にプログレッシブナンバー(シリアルナンバー)が入ります。
トゥキャップ、ラジエーターカバー、ウィング、タンクカバー、テールはすべてランボルギーニ製スーパースポーツカーに使われているのと同じカーボンファイバーを使用したもので、部位によってペイントもしくは(織り目が見える)エクスポーズド仕様が選択されています。
そのほかだとビレットアルミニウム製アジャスタブル・ライダー・フットペグ、ビレットアルミニウム製軽量ブレーキ&クラッチレバー、カーボンファイバー製ヒールガード、サドルパッド、メーターパネルカバー、イグニッションスイッチカバー、スプロケットプロテクションといったパーツもドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニ専用に。
カーボンパーツはエンジン・リアバンクヘッド、マニフォールド・ヒートプロテクション・カバー、ヘッドライトサポート、リアフェンダー、リアサブフレーム・ガードにも。
ドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニのシートもやはりウラカンSTOにインスパイアされたもの。
ドゥカティはさらに「63台」限定の”ランボルギーニオーナー専用”スペシャルモデルも用意
なお、630台のみが販売されるドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニに加え、ドゥカティは63台のみの特別限定モデル”ドゥカティ・ストリートファイターV4ランボルギーニ・スペチアーレ・クリエンティ”を用意する、とアナウンス。
これはアヴェンタドールSVJ「63」同様の「限定モデルのさらなる限定モデル」、つまり究極のコレクターズアイテムとなりそうです。※画像は今回公開されていない
この「63台のみ」の限定モデルを発注できるのはランボルギーニオーナーに限られ、このバイクを入手できた幸運なオーナーは、ドゥカティのデザインセンター、”ドゥカティ・スタイルセンター”の協力のもと、自身の持つランボルギーニとまったく同じ仕様へとドゥカティ・ストリートファイターV4ランボルギーニ・スペチアーレ・クリエンティ(の車体カラーやホイールを)を仕上げることが可能なのだそう。
加えてブレーキキャリパーのカラーやシートについて、ランボルギーニが用意する標準カラースキームに加え、ウラカンSTOならではのイエロー、レッド、ブラック、カリフォルニアオレンジから選択することができるようですね。
ドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニオーナー専用のカプセルコレクションも
なお、今回のドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニ発売に合わせ、ドゥカティとランボルギーニは、ドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニオーナーのみが入手できるカプセルコレクションを発表。
内容としてはヘルメット、ジャケット、限定バイクレザー(ドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニの仕様に合わせたカラーリングを持っている)にて構成されています。
こちらはヘルメット。
なお、このドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニ、そしてそのカプセルコレクションは完全なる「愛蔵版」となりそうで、コレクターがガレージに大切に保管し、けして乗られることはないというたぐいのバイクなのかもしれませんね(もしぼくが購入したとしても、やっぱり乗らないと思う)。
ドゥカテイ、ランボルギーニのデザイナーがそれぞれドゥカティ ストリートファイターV4 ランボルギーニを語る動画はこちら
参照:Lamborghini, DUCATI