| 「レフティ」5373P-001は”きわめて”生産が制限される希少モデルとなるもよう |
パテック フィリップの入手難易度は高まるばかり
さて、今のところ世界で最も入手が難しいと思われる腕時計メーカー、パテック フィリップ。※かつては価格という意味での”雲上”ブランドだったが、今では入手困難という意味での”雲上”となってしまった
ぼくは何年も前にアクアノートを予約していますが、納品までにはおそらくあと10年以上は待たねばならず(予約時に15年待ちと言われた)、もしかすると回って来ないんじゃないかというくらいの感覚で過ごしています。
そんなパテック フィリップにつき、今回一挙8モデルもの新作腕時計を発表しており、ここでそれらを見てみたいと思います。
-
雲上ブランドの腕時計、「パテックフィリップ アクアノート エクストララージ」を予約してきた!いつ手に入るかわからないものの、気長に待つしかなさそうだ
| もし中国や中東、アメリカの景気が悪くなれば、そのぶんが日本に回って来て早く手に入る可能性も | さて、パテック・フィリップの腕時計、アクアノート エクストララージ(5167A-001)を正規取り扱 ...
続きを見る
ノーチラス 5712/1R-001(11,132,000円)
まずはローズゴールドケース(40ミリ)を採用し、3つのコンプリケーション(日付指針表示、ムーンフェイズ、パワーリザーブ)を備えるノーチラス。
もちろんムーブメントは自動巻き(キャリバー 240 PS IRM C LU)です。
文字盤のフィニッシュはブラウンソレイユ、外周へと行くに従い濃くなってゆくグラデーション。
ノーチラス 7118/1300R(11,232,000円)
こちらは35.2ミリサイズのローズゴールドケースに68個のガーネット(スペサルタイト)を組み込んだレディースモデル。
アワーマーカーもガーネット、そして文字盤には波形模様を採用しています。
ノーチラス 5811/1G-001(9,383,000円)
こちらは待望の5711(2021年に生産終了)の後継モデル。
ケース径が40ミリから41ミリへと拡大しているほか、技術上そして美観上の改良がほどこされているほか、1976年発表のオリジナルノーチラスへのトリビュートとして「2体構造」を持っている、とのこと。
文字盤はグラデーション仕様のブルー・ソレイユです。
ムーブメントはキャリバー 26‑330 S C、ストップセコンド機能を持っていて、「1秒単位での」時刻合わせが可能です。
ケースはホワイトゴールド製、ケースバックはサファイアクリスタルを使用したクリスタルパック。
バックル、調整機構、「オシドリとカンヌキの新しいシステム」等が改良点として挙げられています。
スプリット秒針シングルプッシュボタン・クロノグラフ・永久カレンダー 5373P-001
こちらはパテック フィリップとしては「初」となる左利き用腕時計で、ロレックスもGMTマスターIIに左利き用を追加するなど、ちょっとしたレフティブームなのかもしれません。
ケースサイズはコンパクトな38.3ミリ、素材はプラチナ、ブラック・グラデーションの縦サテン仕上げアントラサイト文字盤という仕様です。
価格は非公開で、パテック フィリップはこのモデルに付き、「少量のみが生産され、左利きの愛好家、希少性を求める愛好家のための、極めてエクスクルーシブな」腕時計だと表現しており、ただでさえ生産数が少ないパテック フィリップの中でも抜群の希少性を誇ることになりそうですね。
なお、このコンパクトなケースの中に「スプリットクロノグラフ」「永久カレンダー(曜日、月、 年サイクル、昼夜)」「ムーンフェイズ」「スモールセコンド」を詰め込んでおり、パテック フィリップの技術力の高さを示す一本と言えるかもしれません。
アクアノート 7968/300R(28,611,000円)
こちらは極めて珍しい、女性用のクロノグラフ。
ローズゴールドのケースに「インビジブル・セッティング」がなされたバゲットカットのダイヤモンドとマルチカラーサファイアが圧巻ですが、アワーマーカーにもマルチカラーのサファイアを使用するというゴージャスな一本。
ちなみにバックルにもダイヤモンドがセットされ、レッド、マットベージュ、マットホワイトのラバーバンドが付属する、とのこと。
グランド・コンプリケーション 5204G(42,438,000円)
こちらはホワイトゴールドのケース(40ミリ)に、オリーブグリーンのソレイユ文字盤を持つという「今っぽい」一本(バンドもオリーブグリーン)。
スプリットセコンド、永久カレンダー( 曜日、月、 年サイクル、昼夜)、ムーンフェイズ、スモールセコンドを持ち、ムーブメントは(キャリバー CHR 29‑535 PS Q)を搭載します。
ちなみに価格は42,438,000円で、フェラーリ296GTBの乗り出し価格と同じくらいですが、いったいどっちを買ったほうが満足感を得られ、そしてどちらが価値を維持できるんだろうな・・・と考えたりします。
自動巻ワールドタイム・フライバック・クロノグラフ 5935A-001(8,591,000円)
こちらはステンレスケース(41ミリ)を持つワールドタイム・フライバック・クロノグラフ。
ローズゴールドめっき仕上げのオパーリン文字盤を持ちますが、センターにはカーボンファイバーの折り目をモチーフにした加工がなされるという珍しいモデルです。
パテック フィリップいわく「スポーティーなヴィンテージルック」と表現していますが、バンドもグレイン仕上げトープ・カーフスキンとなり、ベージュカラーのカーフスキンバンドも付属する、とのこと。
ムーブメントはキャリバー CH 28‑520 HU、もちろんフライバッククロノグラフ機構、そしてセンタークロノグラフ、30分計、ワールドタイム、24時間タイムゾーン表示を備えます。
ノーチラス・トラベルタイム・クロノグラフ 5990/1A-011(9,218,000円)
こちらはステンレスケース(40.5ミリ)を持つノーチラスで、ちょっとグレーに近いトーンを持つブルーとブラックのグラデーション文字盤(ソレイユ仕上げ)を採用。
ムーブメントは(キャリバー CH 28‑520 C FUS)自動巻き、フライバック・クロノグラフにセンタークロノグラフ、60分計を持ち、出発地の時刻と昼夜、ならびに現地の時刻と昼夜を示すことが可能です。
参照:PATEK PHILIPPE