| どうやらこの「いらすとやAI」は工業製品にヨワく、人や動物であればそれっぽく生成されるようだ |
ただし中にはいらすとやの画風とはかけはなれたものも
さて、先日は「AIによる画像生成」について触れてみましたが、今回AIお絵描きアプリ「AIピカソ」を自分で試してみたらちょっとおもしろかったので、その内容を紹介したいと思います。
このAIピカソはAI Picasso社によって提供されるアプリなのですが、スマートフォン(iOS、アンドロイドに対応)にインストールした後、キーワードを入れたり、画像を落とし込んだりしたのちに「ファンタジー風」「木炭(画)風」「3Dゲーム風」「サイバーパンク風」「シンス風」「油絵風」などに自動的に変換してくれるというすぐれモノ。
今回なんと「いらすとや」との提携が実現
そして今回なんと、あのフリーのイラスト素材を提供することで知られる「いらすとや」と提携し、いらすとや風の画像を生成できるという「AIいらすとや」が実装されたので早速試したわけですね。
まずはアプリをインストールし、ためしに「スポーツカー(Sport Car)」とキーワードを入れ、「いらすとや」エフェクトを選択。
下部にある「生成」ボタンをタップし、生成中表示のあとに出てきたのがこの画像。
次に「ポルシェ(Porsche)」と入れて出てきたのがこの画像。
こちらは「フェラーリ(Ferrari)」。
新幹線っぽくてスピードが出そうな感じですね(FRIRRARIの文字は、商標に配慮したものだと思われる)。
「ランボルギーニ(Lamborghini)」だともうクルマではない何かが出てきます。
これは「アウディ(Audi)」。
やっぱりクルマとは認識できない画像に。
「人物」「動物」はそれなりに生成されるようだ
そしてこちらは「太った猫」をAIで生成してみた画像。
たしかに太った猫(ヨガのポーズを決めているように見える)であり、いらすとやっぽいホンワカした雰囲気も感じられますね。
ちなみにこれはぼくの(自分が写った)画像を読み込ませて生成したものですが、いらすとや本家ではとうてい提供できないような禍々しい負のオーラを発している、どう見てもサイコな犯罪者っぽいものが出来上がっています。
参考までに、このアプリには無料プランと有料のPro(年額4,444円)とがあるのですが、無料プランだと生成できる画像の数に上限があり、それを超えて画像を生成しようとなると広告(数十秒)を見る必要が出てきます(これを繰り返せば、無料プランでも大量の画像を生成できるようだ)。
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