| ヒョンデのデザイン性が高いレベルにあるのは認めざるを得ない |
何といってもデザイン部門を司るのは元ランボルギーニのデザイナー、ルク・ドンカーヴォルケ
さて、韓国ヒョンデがフルモデルチェンジ版の新型コナを発表。
先代コナもなかなかにスタイリッシュなクルマではあったものの、新型コナはやや趣向を変えてちょっと未来的でプレミアムなルックスが与えられています。
ラインアップは(上の画像では左から)ガソリンエンジン搭載(とハイブリッドの)のコナ、そしてピュアエレクトリック版のコナ・エレクトリック、そしてスポーティなコナ Nライン。
それそれにやや異なるフロントバンパーやホイールを持つものの、いずれもボディ幅いっぱいに広がる「シームレスホライズンランプ」を備えます。
新型ヒョンデ・コナは大型化
新型ヒョンデ・コナのガソリン車とハイブリッド車は、プラスチック製のボディクラッディング、フェイクスキッドプレート、そして三角形をアレンジしたインテークが内蔵されるアグレッシブなフロントバンパーを装備し、よりタフなルックスに。
一方、コナ Nラインは、水平基調とハの字型ブレードを持つフロントバンパー、シルバーのサイドスカート、専用デザインを持つ19インチアルミホイールを装備しており、(オプションで)ブラックミラーやブラックルーフを装備することもできる、とアナウンスされています。
コナ・エレクトリックになると樹脂製クラッディングが用いられず、ツルっとした外観となるようですね。
ヒョンデによれば、新型コナの設計におけるアプローチはほかのヒョンデ車とはやや異なるもので、まずEVを先に設計し、その後にガソリン車、ハイブリッド車、そしてNラインの設計を行ったそうですが、ヒョンデ曰く「この型破りなアプローチによってテクノロジーにフォーカスしたデザインをすべてのコナに表現できた」。
なお、コナ・エレクトリックについては「ピクセル」が(ランプ含む)随所に用いられており、やはり大ヒットしたIONIQ(アイオニック)5の影響を感じずにいられませんが、それだけアイオニック5のインパクトがヒョンデにとっても大きかったということなのかもしれません。
現時点ではまだ詳細は発表されていないものの(ヒョンデは先にヴィジュアルを公開し、後に技術詳細を発表することが多い)、全長が150ミリ拡大されて4,355ミリとなったこと、ホイールベースが60ミリ拡大されたことがアナウンスされています(つまり居住性が改善されている)。
新型ヒョンデ・コナのインテリアもアイオニック5風に
そして新型ヒョンデ・コナのインテリアもまたアイオニック5風に変更がなされ、そう考えるとアイオニック5はヒョンデの「基準」を塗り替えてしまったのかも。
メーターは12.3インチのフルデジタル、そしてインフォテインメントシステムもまたその横に連なる12.3インチのタッチ式液晶パネルという構成を持ち、そのほかフローティングダッシュボード、そして物理スイッチを配置したセンタースタックを採用したほか、 シフターもステアリングコラム上に移設され、「すっきりとしたレイアウトとセンタートンネルの実現、収納スペースの増加」といった変更がなされています。
後席に目を移すと、「コナに用いられる、21世紀の都市デザインの美学を強化する」と表現されたベンチシートが採用されており、見たところ特段(他のクルマと)大きな変更はないようですが、 ヒョンデは「2列目シートにおける最大級の使いやすさ、快適性と利便性とユニークな体験をを提供する」とコメントしています(全長の拡大とともに、荷室スペースも拡大されている)。
性能仕様については後日の発表を待たねばなりませんが、パワートレインはキア・ニーロと同じものになるはずで、ハイブリッドだとシステム合計出力141馬力となる1.6リッター4気筒+HVシステムとなる可能性が高そう。
一方でコナEVだと204馬力を発生するシングルモーター+64.8 kWhのバッテリーパックを持つことになると考えられ、一回の満充電当たり走行距離は407kmに達すると見られています。
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