| ディティールとしてはシアンFKP37に近いが、全体的な雰囲気は大きく変わるかもしれない |
ただし、いずれにせよ「紛れもないランボルギーニ」なのは間違いなさそう
さて、つい先日にはランボルギーニ本社付近にてアヴェンタドール後継モデルのプロトタイプが目撃されたところですが、今回は郊外を走る試作車が目撃されインスタグラムへと投稿されています。
そして今回の画像では、これまでにわからなかったフロントの造形がおぼろげながらも分かる画像となっていて、その全容が徐々に明らかになってきているという感じですね。
さらに各部のディティール、ホイール、ペイント済みのボディパネル(イエローのようだ)を見るに完成度が非常に高く、この個体は発表に向けて用意されるプリプロダクションモデルくらいの位置づけなのかもしれません。
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アヴェンタドール後継モデルのフロントは大きく変わるかも
直近のスパイ動画、今回のスパイフォトで判明したのが「フロントオーバーハングの長さ」。
アヴェンタドールと並べると長いノーズを持っていることがわかりますが(ただ、今回の写真だとそこまで長くは見えない)、これによってさらにウエッジシェイプ的な姿が強調されているようにも思います。
こちらがアヴェンタドールLP780-4ウルティメ。
これと比べると、アヴェンタドール後継モデルのフロントアンダーが「突き出ている」ようにも。
今回のスパイフォトでわかったのは、フロント左右が大きく絞り込まれているということで、簡単に言うと「上から見ると矢印に近い」尖ったノーズ中央を持つのかもしれません。※つり上がったように見えるヘッドライトがよけいにそう感じさせるのかもしれない
なお、ホンダNSXやマクラーレン・アルトゥーラも同様のデザインを持つクルマであり、しかしランボルギーニとしてはけっこう珍しい部類だと思います。
ランボルギーニ各モデルのフロントバンパーは、むしろ中央がくぼみ、左右ダクトが大きく張り出していることが多く、ちょっと前の例ですが、レヴェントンはその顕著な例かもしれません。
そして保護シートの丸い穴から判断するに、フロントバンパー左右から吸気を行うのは変わらず、しかしフロントフェンダー下部からはエアが排出されると考えてよく、ドア後部、サイドウインドウの後ろからエアを取り入れるというレイアウトはアヴェンタドール同様。
リアだと「上下左右」が絞り込まれていることが再確認でき、前後オーバーハングについては「左右」を大きく削ることで、上から見た車両イメージは「四角」ではなく「八角形」に近いのかもしれませんね。
ちなみにですが、この新型V12スーパーカーは、現在ランボルギーニにてチーフデザイナーを務めるミッチャ・ボルカート氏がはじめて「ゼロベースから」デザインする市販モデル。
ウルス、アヴェンタドール、ウラカンはいずれの前デザイナーであるフィリッポ・ペリーニ氏が主導してデザインしたものであり、その後のウラカンEVOやアヴェンタドールSVJなどはミッチャ・ボルカート氏の作品ではあるものの、そのベースはあくまでも前任者のものであって、完全にミッチャ・ボルカート氏の意向が反映されたものとは言えないと考えています(シアンFKP37 / シアン・ロードスター、カウンタックLPI800-4も同様)。
なお、市販車というくくりを外すと、ミッチャ・ボルカート氏がイチから考えたモデルも存在し、それは「テルツォ・ミッレニオ(これが着任して最初の仕事だった。今見ると、前後バンパーの左右が絞り込まれていることがわかる)」、そして・・・。
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参照:tommelchiorre