2023年シーズンのF1マシン続々発表！レッドブル、ウィリアムズ、アルファロメオがカラーリングを公開済み、ウィリアムズは残念ながら「ガルフカラー」不採用

｜　現段階では多くのチームが「手の内を知られないよう」2022年スペックのマシンを使用してカラーリングのみの公開にとどまる　｜

レッドブル、ウィリアムズのカラーは「昨年同様」、しかしアルファロメオは大幅変更

さて、F1 2023年シーズン開幕を控えて各チームとも新型車を公開している状態ですが、ここですでに発表されているチームのマシンを紹介したいと思います。

まずオラクル・レッドブル・レーシング「RB19」は昨年と同様のカラーリングにてニューヨークにて発表され、引き続き「HONDA」ロゴも掲出されています（撤退済みのホンダからは技術支援を受ける）。

ドライバーラインアップはマックス・フェルスタッペンにセルジオ・ペレス、そしてリザーブドライバーとしてダニエル・リカルド。

なお、レッドブルはホンダの撤退を機に「レッドブル・パワートレインズ」を設立しており、こちらは2026年の新パワーユニット規定にあわせてエンジンを開発してゆくことになりますが、先日フォードとの提携も発表され、これが発表の場に「ニューヨーク」を選んだ理由なのかもしれません。

The moment we welcomed the #RB19 to the world 😎 pic.twitter.com/lQvgPlpxrE

— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) February 3, 2023

ウィリアムズFW45のカラーリングも昨年のF1マシン同様

そしてウイリアムズが2023年シーズンを戦うFW45も昨年のFW44と同様、レッドとブルーを基調としており、しかし一部デザインに小変更も。

なお、現段階で発表される各チームのマシンそのものについては「手の内を明かしたくない」という理由から前年同様の仕様のままであることが多いように思われ、よって開幕戦ではまた異なるエアロパッケージやカラーリングを採用することになるのかもしれません（ウィリアムズの場合は昨年のマシンを用いて、今年のカラーリング”のみ”を公開したということになりそう）。

ウィリアムズ（ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング・リミテッド / Williams Grand Prix Engineering Limited）は今年からガルフをスポンサーにつけていますが、「ガルフカラー」でなかったのはちょっと残念で、しかしシーズン中どこかでガルフカラーに彩られたマシンを走らせてくれるかもしれませんね。

カラーリングは前年継続ではあるものの、ドライバーラインアップには変更があり、アレックス・アルボンは昨年に引き続きチームにとどまり、しかしチームメイトはニコラス・ラティフィからアメリカ人であるローガン・サージャントへ。

チーム代表には、かつてメルセデスでチーフストラテジストを務めていたジェームズ・バウレスが就任しています。

ウィリアムズにつき、「ポルシェが買収し、2026年にワークスチームとしてF1に参戦するのでは」というウワサが流れていますが、今のところその続報はなく、ポルシェのF1参戦は宙に浮いた形となっているようですね。

アルファロメオは「新型」F1マシン、C43を公開

そしてアルファロメオ（アルファロメオF1チーム・ステーク（Alfa Romeo F1 Team Stake））は2023年シーズンを戦うF1マシン「C43」を公開。

特筆すべきは、そのカラーリングだけではなく、F1マシンの仕様そのものも新しくなっているということで、他チームとは異なって「2023年シーズンのカラーリングだけ」の公開にとどまらない、ということに。

一見してわかる変更点はサイドポッド（薄く横長のインテーク採用）、そしてエンジンカバーとエアボックス、アンダーフロアの形状変更といったところです。

そして注目すべきはそのカラーリングであり、大胆なレッドとブラックを持っていますが、今年のフェラーリのF1マシンのカラー次第では「サーキット上ではややこしく」見えるのかもしれません（ただ、もちろんFIAが調整を行っているものと思われ、アルファロメオC43ではブラックの面積が大きい）。

ちなみにアルファロメオは「中国人ドライバーを起用した割に中国のスポンサーが集まらない」とコメントしたことがあり、実際に2023年のマシンを見ても、一見して中国企業だとわかるロゴは見当たらないようです。

ドライバーラインナップはバルテリ・ボッタス、周冠宇（チョウ・グァンユ）を継続し、しかし前チーム代表のフレデリック・ヴァスールが去っており（マティア・ビノットの後任としてスクーデリア・フェラーリの代表へ）、アレッサンドロ・アルンニ・ブラビへと交代しています。

今後、アルファタウリは2/11、アストンマーティンは2/13、マクラーレンも2/13、フェラーリは2/14、メルセデスは2/15、アルピーヌは2/16に新型車の発表を予定していますが、それぞれのチームのマシン、そしてカラーリングには期待がかかるところですね。

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