新型メルセデスAMG GTがSLを伴ってテストを行う姿が目撃される！やはり高級路線、そして4シーターへと移行するようだ【動画】

｜　フルモデルチェンジにてシート数が変わるのはけっこう珍しい　｜

おそらく新型メルセデスAMG GTはポルシェ911に対抗して「4シーター化」するのだと思われる

さて、先日は新型メルセデスAMG GTのオフィシャルフォトらしきものがリークされていますが、今回は「かなり近くから撮影された」フルモデルチェンジ版となる新型スポーツカー、メルセデスAMG GTのスパイビデオがYoutubeへと公開されています。

この動画は新型メルセデスAMG GTのプロトタイプがAMG SLを供って寒冷地テストを行う様子を収めたもので、給油中の車両に接近しての撮影にも成功しています（よくメルセデス・ベンツのスタッフに制止されなかったものだと思う）。

新型メルセデスAMG GTはやや高級路線に？

なお、今回の動画を見て感じたのは「新型メルセデスAMG GTは高級路線にシフトするのでは」ということ。

その理由としては、サイドウインドウにメタル調の加飾があることで、もちろん（これによって走行性能が向上することはないので）見た目の高級感を演出するための仕様だと思われます。

ちなみに現行AMG GTは実際に乗ってみるとかなりびっくりするほどスパルタンなピュアスポーツであり、よって新型AMG GTでは比較的大きく路線を変更するのかも。

御存知の通り、新型SLと新型AMG GTとは（AMGによって）同時に開発がなされていますが、そのために両者の性格が近くなるのかもしれず、先代SLの「グランドツアラー」、現行GTの「ピュアスポーツ」といった路線から、新型SLでは「スポーツ志向のGTカー」、そして新型GTは「GT志向のスポーツカー」へといった具合に、お互いが”歩み寄る”のだとも考えられます。

新型メルセデスAMG GTはやはり「4人乗り」に？

そして新型メルセデスAMG GTにつき、現行の「2シーター」から「4シーター」へと移行すると言われていますが、今回のスパイ動画を見るに、リアセクションの造形が大きく変わっていて、フロントシート後方のスペースを見るに「後部座席が備わる」と考えていいのかも。

もちろん新型SLも後部座席を備えるので、新型AMG GTに後部座席が追加されることは構造上「ありえる」話でもあり不思議ではないのですが、この方向性の変更についてはかなり（ぼくが）驚いており、しかしこれはAMG GT開発時の仮想ターゲットであったポルシェ911に対抗するためだとも考えられます（販売現場からは、2シーターだと売りにくいという声が多数上がっていたのかもしれない）。

なお、現行AMG GTの美点のひとつは「2シーターなので（後部座席へのアクセスを考慮する必要がないため）ドアが短く、駐車場に停めたときにドアの開閉にさほど苦労しない」という実用性の高さだと捉えているのですが、新型AMG GTでは（後部座席への乗り降りを考えねばならないので）ドアが長くなっていて、よって新型AMG GTのオーナーは狭い場所での乗り降りに苦労することになるのかも。

細部を見てみると、フロントグリルが（マセラティ・グラントゥーリズモのように）大きく突き出し、それに対応するように周囲のエアインテークがデザインされていることがわかります。

装着されるホイールはおなじみエアロ形状。

リアディフューザーは意外と小ぶり。

これらを見るに、新型AMG GTは「AMG SLのクーペ版」として機能することになりそうですが、もちろん（ポルシェ911同様に）よりハードコアなバリエーションが追加されるものと考えられ、全力でポルシェ911にぶつかってゆくのだと思われます。

新型メルセデスAMG GTがテストする様子を収めた動画はこちら

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参照：CarSpyMedia