| マクラーレン765LTの顧客は720Sに比較すると「カスタムにお金をかける」人が多いもよう |
フル”ヴィジブルカーボン”ボディのマクラーレン765LTスパイダーは初めて見た
さて、マクラーレンきってのハードコアモデル、765LT。
今回はそのオープンモデルである「765LTスパイダー」がマクラーレン・ヒューストンから納車されることとなっていますが、その仕様があまりに過激だとして話題となっています。
なお、ボディパネルは全てヴィジブルカーボンに置き換えられており(これだけで3000万円くらいかかりそう)、その愛称は見て納得の「ブラックマンバ」。
ちなみにブラックマンバとは、マンバ(毒蛇の一種)の中でももっとも危険かつ凶暴とされる種族であり、これに噛まれ治療が遅れると致死率100%と言われるほど(アメリカ人はけっこう蛇に関するネーミングが好きである)。
マクラーレン 765LT スパイダー”ブラックマンバ”はこんな仕様を持っている
そこでこのマクラーレン 765LT スパイダー”ブラックマンバ”を見てみたいと思いますが、ブラックとヴィジブルカーボンにて統一されたボディにはパパイヤオレンジのアクセントが用いられ、このオレンジはエアロパーツやディフューザー、ブレーキキャリパーを彩ります。
そして驚かされるのはリアウイングの裏側やフロントフードの裏側にあるこの文様。
これが何を指すのかは示されていないものの、とにかく「スゴいなこれ・・・」というより他はないエグさです。
シルバーで描かれているサインはマクラーレン・フォーミュラ1チームのドライバー、ダニエル・リカルドとランド・ノリスのサインですが、ダニエル・リカルドは2023年のドライバーラインアップから外れ、代わりにオスカー・ピアストリが加入しているので、このマクラーレン765LTスパイダーが製造された時点ではまだ「ダニエル・リカルドとランド・ノリス」だったのでしょうね。
そしてこのオーナーは「ブラックとオレンジのこの文様」に強い思い入れがあると見え、パドルにも同様のグラフィックが採用されています。
765LT スパイダーは、(ハイパーカーシリーズを除くと)マクラーレンで最もパワフルなオープンカーであり、アップグレードされたエアロパッケージによって720S スパイダー比でダウンフォースが25%増加しているほか、専用にチューニングされたサスペンション、幅広なフロントトラック、低い車高によって高い安定性とコーナリングスピードを誇ります。
搭載されるエンジンは最高出力765馬力を発生する4.0リッターツインターボV8、そしてトランスミッションには7速デュアルクラッチが組み合わせられ、0−100km/h加速は”わずか2.7秒”というマクラーレン最速のクルマでもありますね。
なお、上述のように720Sとは機能的な相違があるものの、720Sと765LTとではその客層がかなり異なるのか、今回紹介するブラックマンバのように「数千万円かけて」カスタムする例も珍しくはなく、これまでには(720Sではとうてい見られなかったような)超絶カスタム仕様も報告されています。
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