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メルセデスAMG Oneがモンツァサーキットでも市販車最速記録を樹立!ポルシェ911GT3 RSの1分55よりもF1マシン(トロロッソ)の1分38に近い1分43秒で周回

2023/04/07

メルセデスAMG Oneがモンツァサーキットでも市販車最速記録を樹立!ポルシェ911GT3 RSの1分55よりもF1マシン(トロロッソ)の1分38に近い1分43秒で周回

| どうやらメルセデスAMG Oneの持つパフォーマンスは本当にF1マシンに近いレベルにあるようだ |

発売当初は色々と言われたが、その実力はどうやら「間違いない」

さて、メルセデスAMG Oneはニュルブルクリンク、ホッケンハイム、レッドブルリンクにおいて「ロードカー最速ラップタイム」を記録していますが、今回はモンツァ・サーキットでも最速タイムを更新した、と発表。

このモンツァ・サーキットの正式名称は「アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ」で、F1グランプリが開催されること、平均速度の高い高速コースであることが知られており、その全長は役5.8kmです。

メルセデスAMG Oneは発売が遅れたこと、そして車体重量が大幅に重くなってしまったこと、その加速性能が予定スペックに及ばなかったことなどで一部オーナーから批判を受けており、その性能が「価格に見合わない」と指摘を受けているとして話題となったことも。

ただ、メルセデスAMGとしてはその批判を「実力を示すことでかわす」こととしたのか、現在次々と主要サーキットのタイムを更新しており、おそらくはここからもいくつかのサーキットにてタイムを更新することになるのかもしれません。

メルセデスAMG Oneを注文したオーナー「重量1100kgと聞いていたのに実際は1750kg。200km/hまでの加速も5.5秒のはずが7秒。価格に見合わないクルマを買わされた」
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メルセデスAMG Oneが記録したタイムは「簡単に更新することができない」

今回メルセデスAMG Oneがモンツァ・サーキットにて記録したタイムは1分43秒9という数字ですが、これはそれまでのレコードホルダーである日産GT-R(R35)の1分52秒59(改造車)、その次のポルシェ911GT3 RSの1分55秒30、そのまた次のラフェラーリの1分59秒00と比較しても「とんでもなく速い」ことがわかります。

そしてこの1分43秒9は、ロードカーよりも、むしろF1マシンであるトロロッソSTR12が出したタイム(1分38秒53、カルロス・サインツがドライブ)に近く、ここでもう一度驚くことになるかもしれません。

ちなみにですが、ニュルブルクリンクにて記録した6分35秒183というタイムは、それまでのトップだったポルシェ911GT2 RS MRの6分43秒3を大きく短縮しており、こちらも市販車としては常識とかけ離れたタイムであることは間違いなく、モンツァにて叩き出したタイム同様、これを抜くことができるクルマはもしかすると存在しないかもしれませんね(存在するとすれば、アストンマーティン・ヴァルキリーのみであろう)。

メルセデスAMG One

メルセデスAMG Oneがニュルを6分35秒183で走り圧倒的王座に君臨!さすがのポルシェでもこのタイムを破ることは難しいだろう
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やはりF1直系のエンジンはダテではなかった

このメルセデスAMG OneはF1用のエンジンを搭載していることが最大の特徴となっていますが、これは「F1の技術を応用した」エンジンではなく文字通り「F1用のエンジン」。

F1 W07ハイブリッド用に設計された1.6リッターV6ターボエンジンを搭載し、そのレブリミットは1万1000回転、最高出力は574HPを誇り、ハイブリッドシステムのうちMGU-K(クランクシャフトに装着)は163HP、MGU-FL/MGU-FR(フロントアクスル左右に装着)は326HP、MGU-H(電動ターボ)は122HPを発生することでトータルにて1063HPという出力を誇ります。

AMG One

ただしそのぶん車体重量は1,750kgという、ハイパーカーとしてはいささか重めの重量となってしまい、しかしメルセデスAMGがF1にて培った技術を余すところなく投入することで比類なき運動性能を実現したということになりそうですね。

加えて可動域の大きなアクティブエアロの存在も今回の記録達成に貢献したのは間違いなく、特にモンツァのような高速サーキットではリアウイングに備わるドラッグ低減機能が役に立ったのかもしれません。

なお、今回のチャレンジにあたってステアリングホイールを握ったのはメルセデスAMGのファクトリードライバーであるマロ・エンゲルで、メルセデスAMG Oneのハイブリッドシステムを最大限に活かすべくバッテリーの消費量を管理し、エレクトリックブーストをより効果的に使用できるようにせねばならなかたっと語っており、このクルマを速く走らせるには、それなりの”流儀”が必要なのかもしれません。※ニュルブルクリンクでの記録を樹立したのもマロ・エンゲルである

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参照:TheUupercarblog

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