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やはり中国のEVは独自の進化を遂げていた。キャンプに特化、バックドアにIH調理器やウオーターディスペンサーを備える「ポールストーン01」が700万円で発売

2023/09/02

やはり中国のEVは独自の進化を遂げていた。キャンプに特化、バックドアにIH調理器やウオーターディスペンサーを備える「ポールストーン01」が700万円で発売

| 車両のデザインはなんとなく既存のクルマに似ているが、デザインを担当したのはピニンファリーナ |

かなりよくできているように思えるが、「新興メーカーが発売する最初のクルマ」だけに購入はちょっとためらわれる

さて、中国のEVが世界を席巻するのではという記事が連日ネット上を賑わす今日このごろですが、中国では現地の嗜好にあわせ、様々なEVメーカーが様々な人々に向けたEVを発売しています。

そして今回紹介する新興EVメーカー、「ポールストーン(ポールスターではない・・・)」もその一つで、なんとバックドアに「IH調理器やウォーターディスペンサーを備える」という奇抜な、しかしよくよく考えるとけっこう便利そうな「ポールストーン01」を発表することに。

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ポールストーン01はピニンファリーナデザイン

なお、このポールストーン01は同社にとって最初の自動車となりますが、なんと車体デザインはピニンファリーナ。

しかしながらランドローバー・ディフェンダーやレクサスGXにも通じる雰囲気を持っており、これはピニンファリーナの意向というよりは、ポールストーンが「そういったデザインにしてほしい」と要求したからなのかもしれません。

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基本構成はデュアル・モーター(470馬力)となり、ポールストーンによれば一回の満充電あたり235kmを走行できるそうですが、このクルマには(フロントに)1.5リッターエンジンをレンジエクステンダーとして搭載し、これを作動させると航続距離を1,115kmにまで延長させることが可能です。※例によってこの数字は甘めのCLTCサイクルによるもの

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ポールストーン01のインテリアはなかなか使い勝手が良さそうだ

エクステリアはなにかに似ているようであっても、インテリアはけっこう独自性があり、実用的な7人乗りか、もしくは2列目にエアラインスタイルのリクライニングチェアを備えた豪華な6人乗りのレイアウトを選択可能。

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後席の乗員はシートを倒してリラックスし、ルーフに取り付けられたスクリーンで映画などを見ることができますが、スクリーンを下ろしてもドライバーが後方を確認できるよう、後方確認はカメラによって行うのだそう。

フロントシートとリアシートにはヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能が備わり、ダッシュボードには大型のタッチスクリーンが設置され、(テスラのように)エアコンの風向きまでもコントロールできるほか、空気清浄システムも搭載されてマイナスイオンを放出できると紹介されています。

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そしてこのポールストーン01の(ある意味で)最大の目玉が「内蔵キッチン」。

バックドアにはIH調理器、ウォーター・ディスペンサー、収納、ワークスペースを備えた「レストラン・システム」が装備されており、こんな感じで調理が可能。

ただし匂いが内装に付着したりしそうでもあり、この部分だけ「取り外して使用」ができたらもっと便利かもしれませんね。

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こちらはウォーターディスペンサー。

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さらにアウトドアでのキャンプ体験をさらに向上させるため、270度をカバーするキャノピーも用意されており、これはわずか5分で設営できると紹介されています。

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なお、7人乗りを選ぶと、2列目と3列目を折りたたんでキングサイズのベッドにすることもでき、長尺物の搭載も容易になるため、用途に合わせてシートレイアウトを選ぶといいのかもしれません。

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気になるお値段は349,900元からに設定されており、これは現在の為替レートだとおおよそ700万円くらい。

ただ、「新興EVメーカーの、しかも一号車に700万円も払う」のはあまりにリスキーだと考えられ、しかも現在は中国のEVメーカーがどんどん倒産しているということも報じられ、よって「そのメーカーのクルマを購入した途端に会社が潰れた」ということもないとはいえません。

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参照:CarNewsChina

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