| 今新型モデル3を注文すれば、早くて年内に納車がなされるようだ |
その改良の内容は「小さいようでけっこう大きい」
新型テスラ・モデル3のリーク画像が出回って1日も経たないという状況ですが、テスラが日本、欧州、中東、オーストラリアにて正式に新しいモデル3を発売。
なお、この「発売された地域」を見てわかるとおり、上海のギガファクトリーで生産されるモデル3が先陣を切って改良を受けることとなっています(モデル3はカリフォルニア、ベルリンでも生産されている)。
価格については従来のモデル3 RWDの価格が5,369,000円であったのに対し、新型モデル3 RWDでは5,613,000円に設定されており、これまでの値下げ路線から一転し「値上げ」となったようですね。
現時点で新型テスラ・モデル3のグレードはニ種類
現時点で購入可能なモデル3は「RWD(516,300円)」「ロングレンジ(6,519,000円)」のニ種類となっており、航続距離は前者が513km、後者が629km(いずれもWLTP)。※いずれも航続距離が伸びたとされるが、直近における従来型のデータがないので比較できない
最高速はどちらも同じ201km/hですが、0-100km/h加速だとモデル3 RWDでは6.1秒、モデル3 ロングレンジだと4.4秒という俊足ぶりを誇ります。
納車時期については、現在の表記だと2023年12月~2024年3月となっているので、実際に生産が始まるのはもうちょっと先になるのかもしれません(テスラは第3四半期に”工作機械を入れ替えるため”上海工場の生産を一時的に停止すると発表しているので、ここで新型モデル3生産用の設備を導入するのだと思われる)。
新型テスラ・モデル3はどう変わったのか
そして新旧モデル3を比較してみると、まずこちらは従来型。
こちらが新型モデル3。
こうやって見ると、ヘッドライトが横長となったばかりか、その位置もぐっと低くなり、鋭く、かつスマートになったという印象ですね。
Aピラー以降の(ボディパネルの)変更はないように見え、しかしフロントだとバンパー、フェンダーボンネットなどがそっくり入れ替えられているということになりそうです。
なお、このヘッドライト含むフロント周りは「テスラ・ロードスター」にインスパイアされたものだと思われます。
そしてこちらは従来型モデル3のリアで・・・。
新しいモデル3。
テールランプの形状が立体的になり、いま流行の「ボディに埋め込まれた」ようなデザインに。
リアバンパーはモデルY同様、ブラックの部分が上の方まで引き上げられています。
ボディカラーは「パールホワイト マルチコート」「ソリッドブラック(+126,000円)」「ディープブルーメタリック(+126,000円)」「ステルスグレー(+189,000円)」「ウルトラレッド(+269,000円)」の5色。※ボディカラーの選択肢はもうちょっとほしいところではある
ホイールは「18インチ フォトンホイール」「19インチ ノバホイール(+188,000円)」のニ種類です。
新型テスラ・モデル3のインテリアはこう変わった
そしてこちらが新型テスラ・モデル3のインテリア。
ダッシュボード~ドアインナーパネル上部の形状に変更があり、カラー変更が可能なアンビエントランプが組み込まれています。
ブラックは標準装備、ホワイトは126,000円のオプションです。
ちなみにこちらは従来型(米国仕様)。
そのほかのオプションだと、エンハンスト オートパイロット(436,000円)、フルセルフドライビング ケイパビリティ(871,000円)が設定されており、とくにオプション関係だと目新しいものはないもよう。
なお、新型モデル3はギガキャスト(ギガプレス)の導入によって大きく製造コストが下がっていると言われ、しかし(今のところ)従来型よりも高額にて販売されており、つまりはテスラの利益を押し上げることになるのは間違いなさそう。
ただし、販売動向いかんによってはまた値下げに転じることも十分に考えられ、購入時期については慎重に判断する必要があるかもしれませんね。
参照:Tesla