| 変更内容は小幅、ただしGTI 380専用ボディカラーが追加される |
ゴルフR譲りのホイール、そしてブラックアクセントが大きな特徴
フォルクスワーゲンが”マニュアルトランスミッションで注文されたすべての2024年型ゴルフGTIに標準装備される特別装備パッケージ”としてゴルフGTI 380を発表。
なお、この「380」というのは馬力ではなくゴルフ8の社内コードだそうですが、ゴルフ4世代のGTIに設定されていた「初代ゴルフGTIのモデルコードである337を使用した、ゴルフGTI 337スペシャルエディション」にちなんでいる、とのこと。
フォルクスワーゲンゴルフGTI 380はこんなクルマ
今回、このゴルフGTI 380が「マニュアル・トランスミッション車のみ」の設定となっているのは「マニュアル・トランスミッションを積むゴルフGTIの生産が2024年で終了するから」であり、フォルクスワーゲン・オブ・アメリカのプロダクトマーケティング&ストラテジー担当上級副社長、ペタル・ダニロヴィッチ氏によれば「ゴルフGTI 380は、40年以上にわたってマニュアル・トランスミッションを有するごルグGTIを愛し続けてきたエンスージアストへの感謝の気持ちを伝えるものです」。
特別装備の内容としては、ゴルフR 20周年記念モデルから譲り受けたグロスブラックの19インチホイール、ルーフとドアミラーなどグロスブラックのアクセント、専用色であるグラファイトグレーメタリックを含む新しいボディカラー、DCCアダプティブ・ダンピング・システムだと紹介されていますが、北米では「S、SE、アウトバーン」のいずれのグレードにおいてもこのゴルフGTI 380が設定される、とのこと。
ブレーキキャリパーはほかのゴルフGTI同様の「レッド」。
その他のボディカラーはディープブラック・パール、アトランティス・ブルー・メタリック、キングスレッド・メタリック、リフレックス・シルバー・メタリック、ムーンストーン・グレー、オパール・ホワイト・パールだと紹介されています。
フォルクスワーゲンゴルフGTI 380のインテリアはこうなっている
このゴルフGTI 380のインテリアにつき、「SとSE」グレードではおなじみチェック柄のクロスシートが装備されることに。
参考までに、「SE」だとこのチェック柄のシートをレザーに置き換えることもできるのだそう。
そして一番重要なのは「マニュアル・トランスミッション」。
ゴルフGTIは数少ない「MTを有するホットハッチ」となってしまいましたが、2024年限りでこれを選べなくなるというのは寂しい限りではありますね。
日本市場向けがどうなるのかは現時点ではアナウンスがなされていないものの、2024年にフェイスリフトが行われるとされるので、そこで「全世界向けとしてMTの生産を廃止」となるのかもしれません。
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