| トヨタ・クラウンスポーツは今年ボクが一番期待していたクルマでもある |
そしてクラウンスポーツは期待以上の仕上がりを持っていた
さて、新型トヨタ・クラウンスポーツを見てきたのでざっとその内外装や印象などを紹介したいと思います。
展示車は現在発売されている唯一のグレードであるハイブリッド「SPORT Z」で、ボディカラーはプレシャスホワイトパール、車両本体価格は590万円。
現在注文すると年内の納車が可能だそうですが、トヨタディーラーいわく「生産台数が限られているため」その上限に達するともう注文できなくなる、とのこと(ただし上限はディーラー側も明かされておらず、トヨタ本社側からの一方的な通知となるようだ)。
そしてもし受注停止となった際には「いつ再開されるのか」「その後どういった販売方法になるのか」など一切不明であり、新型クラウンスポーツの購入を検討しているのであれば一刻も早くオーダーを入れる必要があるようですね。
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クラウンスポーツはそれほどフェラーリ・プロサングエに似ていなかった
なお、新型トヨタ・クラウンスポーツはその発表時から「フェラーリ・プロサングエに激似」と話題となっており、「トヨサングエ」とまで言われていたものの、実写を見ると「そこまでは似てないな」という印象。
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その理由としてはまず「(プロサングエよりも)小さい」。
そしてもっとも「似ている」とされるヘッドライトにおいて、その構造が全く異なること(プロサングエではパネルの隙間に組み込まれているが、クラウンスポーツではベゼル内部に発光ユニットが埋め込まれており、ボディとツライチに近い)。
もちろんトヨタはクラウンスポーツをプロサングエに似せようと考えて作ったわけではないと思うので、クラウンスポーツは「クラウンスポーツ」として正当な評価を行うべきであり、そしてそういった「色眼鏡」を抜きにしても(クラウンスポーツは)かなりカッコいいという印象。
やはりSUVにしては低い車高、そして・・・。
トヨタがクラウンスポーツの一番のハイライトとして語る「リアフェンダー」の盛り上がりがそう感じさせるのかもしれません。
全体的に「膨らみ」が強調され、内なるパワーが盛り上がっているという感じですね。
テールランプ構造もけっこう立体的。
テールランプは「ノッチ」のような構造としても機能しており、これによってクーペ的な印象も。
グロスブラックのサイドステップの中央はボディ側に「食い込み」、一方で前後両端は「下がって」いるために前後フェンダーが張り出して見えるデザイン。
これはスポーツカーメーカーが好んで用いる手法であり、アストンマーティンやフェラーリに顕著です。
リアフェンダーは実際に「けっこうな盛り上がり」を持っているようですね。
それにしてもこのハンマーヘッドはなかなかに魅力的で、クラウン・クロスオーバーとは異なってLEDストリップはデイタイムランニングランプとウインカーとして機能し・・・。
実際のヘッドライトはバンパー内部に埋め込まれたプロジェクターが担当します。
フロントグリルはクラウン クロスオーバーと同じ「ダイヤモンド形状」ではありますが、貫通している部分が多いように感じます。
ホイールは標準にてグロスブラック塗装、そして最近のトヨタ車の常として「けっこう外に」出ており、ホイールハウスとのクリアランスも「ちょうどいい」という感じ。
プリウス同様にフェンダーアーチがブラックにペイントされており、これによって足回りの黒い部分が増加するため視覚的安定感が増しているように思います(よって、ここはオプションの”ボディ同色”にすべきではないと考える)。
ドアミラーは空力を考慮した形状を持ち、その付け根にはエアロスタビライジングフィンが見られます。
新型トヨタ・クラウンスポーツのインテリアはこうなっている
そしてこちらはクラウンスポーツのインテリア。
カラーはブラックとサンドブラウンから選択できますが、こちらは「サンドブラウン」。
サンドブラウン部分はちょっとマーブルっぽいヴィンテージ調。
ドアインナーハンドルやシート、センターコンソール、ダッシュボード上のスイッチや装飾はゴールド(ブロンズ)。
センターコンソールはグロスブラックとゴールド。
シート表皮はパーフォレイト(穴あき)加工が施されて高級感あり。
ショルダー部は切り替えにパイピング。
なお、このブラウン部分はヌバックのようなマットな質感、そして肌触りを持っていて、国産はもちろん輸入車においても「ちょっと珍しい」タッチです。
この他の画像はFacebookページのアルバム「新型トヨタ クラウンスポーツ|TOYOTA CROWNSPORT」に保存中(85枚)。