| パテック フィリップの腕時計の素晴らしさは実際に自身の目で見て操作してしないとわからない |
見た目から感じられる精度、そして操作した際の「タッチ」は他に類を見ない
さて、パテック フィリップ アクアノート(5968R)を予約。
これは2023年の新作で、「ゴールドとブラウン」という比較的ぼくが好む配色を持つモデルです。
まだ予約している人が少ない分、早く順番が回ってくる可能性が高く、すでに予約を入れているアクアノート(5167A-001)よりも先にやってくるかもしれません。
ちなみにですが、発売されてからしばらく時間が経過しているモデルについては「予約がそのぶん溜まっているので」順番が回ってくるのが遅れる傾向にあり、逆に発表されたばかりの新作であれば、まだ予約がそれほど入っていないので比較的少ない待ち時間で手元に届く可能性が出てきます。
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現時点ではこれが「いつやってくるか」わからないものの、おそらくはほかに注文しているパテック フィリップ、そしてオーデマ ピゲのほか腕時計とは「うまい具合に被らず」やってくるであろうと考えており、しかし今から資金の準備をしておかねばというところ(まとめてやってくるとちょっと辛い)。
参考までに、パテック フィリップは「誰に売って良いか」をパテック フィリップ側にてしっかり見極めて腕時計を販売しており(販売店が勝手に売る対象を決めることはできない)、どうすればパテック フィリップが「この人になら売って良い」と判断するのかは非公開。※これについては推測を交えて諸説ある
パテック フィリップ アクアノート(5968R)はこんな腕時計
そこで今回予約してきたパテック フィリップ アクアノート(5968R)を紹介してみたいと思いますが、ケースはローズゴールド、ストラップはラバー製のブラウン。
地味なようなそうでないような配色ですが、この組み合わせは実際に身につけた際に比較的「馴染みが良い」カラーです(いつも思うことではあるが、腕時計は実際に身に付けてみなければ似合うかどうかはわからない。腕時計単体だけを見て良いように見えても、身につけてみるとそうでない場合、またその逆もある)。
ちなみにパテックフィリップの腕時計は画像や写真で見るとそこまで高価かつ精巧な腕時計だと思えないものの、実物を見ると「とんでもなく高い技術をもって製造された」腕時計であることがわかります。
そして「そう感じる」部分の筆頭は「文字盤と針とのクリアランス」。
まるで針が文字盤に張り付いてるんじゃないかと思うほどその隙間が小さく、これはすなわち工作精度が非常に高いということを意味するわけですね。
アクアノートの場合は風防が平坦であるものの、いくつかの「風防がドーム状になっている」パテック フィリップのほかモデルだと、その風防のカーブとシンクロする傾斜が文字盤にもつけられていて(ケース外側に向かって文字盤が下がっている)、そして秒針の先も「風防および文字盤と同じ傾斜が設けられ(つまり秒針の先っちょが下方向にカーブしている)」、文字盤にも風防にも接触することなく(その狭い隙間を)回転することになり、これはよほど高い精度を持ち、それを維持することができるという自信がなければ不可能な設計だと思われます。
腕時計は1日24時間、場合によっては1年365日のあいだ休むことなく動き続けることになり、これは機械式腕時計にとっては非常に過酷な環境ということになりますが、その環境下でも変わらぬ精度を発揮できるように各腕時計メーカーとも「安全マージン」を設けており、その安全マージンは工作精度が高くなればなるほど小さくすることが可能です。
そしてパテックフィリップの場合は金属パーツに鍛造品を使用するなどして熱による収縮ほか様々な外的影響を最小限にとどめており、こういった対策等によって「非常に小さなクリアランス(安全マージン)」を実現しているわけですね。
なお、搭載されるムーブメントはCH 28-520 C/528(自動巻き)で、こちらについてもパーツとパーツの隙間が非常に狭いことがわかります。
ダブルフォールディングバックルにはおなじみのカラトラバ十字。
実は「パイロット・ウォッチ」とちょっと迷った
なお、今回注文を入れるに際して(アクアノートと)迷ったのがパイロットスタイルの5924G(ぼくはパイロットウォッチが大好きである)。
こちらはすでに発売済みのパイロットウォッチにクロノグラフを組み込んだコンプリケーションで、こちらのブルーと・・・。
カーキグリーンとがラインアップされています。
ただ、すべての実機を見比べたとき、自分が身に着けたときに「もっともしっくり」来るのはやはりアクアノートであり、ぼくのスタイルにマッチするのもやはりアクアノートということで、結果的に今回はアクアノートを選んでいます(価格は両方とも同じ)。
ちなみにこの5924Gも2023年新作ということでまだ受注が少なく、今注文しておけば比較的早期に手に入るかもしれません。
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