フェラーリではわずか「1％」しか存在しないグリーンをボディカラーに選んだF8スパイダー。インテリアにもグリーンを採用したタイムレスかつシックな仕様に

｜　「グリーン」を選ぶオーナーはそのカラーに対して強いこだわりを持つ場合が多いようだ　｜

「内外装グリーン」のフェラーリも意外と珍しくはない

さて、フェラーリが自社のカスタム部門、「テーラーメイド」によってパーソナライズされたF8スパイダーを公開。

このF8スパイダーは比較的珍しい仕様を持っており、というのも内外装ともに「ある意味ではフェラーリらしくない」仕様を持っているためです。

このテーラーメイドでは、通常のオプションの提供範囲を超えて様々な（文字通りオーダーメイドの）カスタムが可能となりますが、あるオーナーは”フェラーリの過去のロードカーにモチーフを求めた”ヴィンテージ風に、そしてまたあるオーナーは”フェラーリのモータースポーツの歴史に敬意を表した”レーシングカーライクな仕様に、さらにまた別のオーナーはそれらのいずれにも属さない、自身の想像力をクルマに反映させるためだけにこのプログラムを活用することになるわけですね。

このフェラーリF8スパイダーはこんな仕様を持っている

今回公開されたF8スパイダーを見るに、「非常に個人的かつ個性的」な仕様を持っていると考えてよく、まずボディカラーは「ヴェルデメット（メタリックグリーン）」。

そこへ濃いレッドとアルジェント・ニュルブルクリンク（シルバー）のリバリーが入り、さらにアクセントとしてカーボンファイバーが用いられています。

インテリアも一層個性的で、ブラックとグリーンのコノリーレザー（一見すると普通のレザーに見えるが非常に高価）、そしてステアリングホイールのスポークはカーボン＋LED、そして12時位置にはダークレッドとシルバーのセンターマーク。

シートもグリーンのコノリーレザー（デイトナシート）、そしてシートのセンターに用いられるのはクヴァドラ社のファブリック。

なお、コントラストステッチを使用しないシックな仕様を持っており、ヘッドレストの跳ね馬（プランシングホース）もレザー同色のステッチ仕上げという上品さ。

明確なビジョンがないと選ぶことができない仕様ではありますが、グリーンを好む人々は意外と多く（フェラーリによるとグリーンのボディカラーを選ぶオーナー1は％）、そしてグリーンを好む人は内外装ともにグリーンを選択する例も珍しくないようですね（あまりコントラストを好まないことが多いようだ）。

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参照：Ferrari