| 種を明かせば、これは個人がカスタムした「新型マツダ・ロードスター」風のカスタムカーらしい |
おそらくはどんなハイパーカーよりも高い注目度を誇るものと考えられる
さて、動画クリエイター/スパイフォトグラファー、@Ignacio FL氏のインスタグラムに「新型マツダ・ロードスター」なる画像が投稿され話題に。
この画像を見るに、ボリューム感のあるノーズに新しいヘッドライト、さらには張り出したサイドステップに小ぶりなミラー、リアのスピードカバーといった特徴を見ることができます。
なお、現行NDロードスターの登場は2015年なのでそろそろフルモデルチェンジのタイミングであり(NC世代だと10年でNDへとバトンタッチした)、時期的には新型ロードスターが路上テストを行っていてもおかしくはないかもしれません。
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実はこのマツダ・ロードスター「プロトタイプ」はフェイクだった
しかしながら、一瞬大騒ぎになったこの「マツダ・ロードスターのプロトタイプ」につき、Motor1が調査したところ実は”フェイク”だそうで、この個体は個人オーナーがNA世代の(初代)ロードスターをベースに改造を施し、「人々を欺くため」意図的にカモフラージュ柄のラッピングを行ったクルマなのだそう。
[unknown] spotted in Florida, any ideas?
byu/Bear2216 inspotted
画像掲示板「レディット」でも1年ほど前に話題となったことがあるそうですが、これはもうほとんどの人が騙されてしまうカスタムなのかもしれませんね(スパイ系フォトグラファーが勇み足を踏むのも仕方がない)。
本物の「次期ロードスター」のゆくえはわからない
なお、本家マツダによる「次期ロードスター」についてはこれまでプロトタイプが目撃されたことはなく、開発がどの程度進んでいるのか(あるいは開発がなされているのか)も不明です。
一説によるとピュアエレクトリックに移行し2028年に発売されるという話もあるようですが、この数カ月間で自動車を取り巻く状況がガラっと変わってしまい、多くの自動車メーカーがピュアエレクトリックカーの開発に対して消極的となっています。
その理由としてはEV人気に陰りが見えてきたことに加え、やはりガソリン車の人気が根強いことが顕著になっているためで(EVの価格の高止まり、なかなか改善されない充電エクスペリエンスが原因だと思われる)、さらにスポーツカーだと「重量」「サウンド」という点からもEVが受け入れられないといった状況が続いています。
そしてマツダはロードスターがロードスターである最大の要件として「軽さ」を挙げており、ピュアエレクトリックモデルでは回避できないこの問題に対して手をこまねいているようにも見受けられます(回避の手段がないわけではないが、現時点では高価になりすぎる)。
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マツダはNDロードスターのライフが終了する間際に記念モデルとして「非常にクールな」特別仕様車を用意している?2028年には電動化されるNEにバトンタッチか
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こういった状況を見るに、もしかするとマツダは(いくつかの自動車メーカーがそうするように)大きな投資を行わず、現行モデルの改良を続けながら「来たるべき時を待つ」のかもしれません。※つまり、NE世代の新型ロードスターは当分お目にかかれない
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参照:Motor1