| ランボルギーニ最速モデルはワンオフモデルや限定モデルで占められていた |
ランボルギーニの最高速は60年で「100km/h」伸びている
さて、ランボルギーニといえばスーパーカーの代名詞であり、そしてスーパーカーといえば速度の象徴でもあります。
実際のところ、ランボルギーニはフェラーリとともに「最高速争い」を繰り広げてきた自動車メーカーでもありますが、今回Youtubeにランボルギーニ歴代モデルの最高速をコンパクトにまとめた動画が公開されており、その一部を紹介してみたいと思います(コンセプトカーやレーシングカー、ワンオフモデル含めて膨大な量が収められ、とても全部を網羅できないので主要なモデルのみをピックアップ)。
ランボルギーニ各モデルの「最高速」はこうなっている
そこで「速度の低い順」から見てみると、まずはランボルギーニのルーツであるトラクター、DLAスーパー25(1957年)。
もちろんこれは農作業用なので公道を走行したり速度を競うものではありませんが、当時の最高速は24km/hです。
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ランボルギーニのルーツである「トラクター」の歴代モデルはこうなっている!なお現在もトラクターは販売中、お値段はスーパーカー並み
| 現在はスーパーカーのランボルギーニとは別の会社となっている | さて、ランボルギーニの歴史はトラクターから始まったことは広く知られているものの、現在でもそのトラクターが製造されているのはあまり知ら ...
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そして次はLM002。
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ランボルギーニ初のSUV、「LM002」はどうやって誕生したのか?そのルーツは軍用車、そしてコピーとして訴えられたのち市販車へと転生するまでの物語【動画】
Hagerty / youtube | ランボルギーニはこのLM002に資金とリソースを投じたため、1978年に倒産の憂き目にあっている | それでも優れたアイデア、時代に先んじるパイオニア精神、何よ ...
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そして次はV8エンジンを搭載した(ポルシェ911のライバルとして開発された)ジャルパ。
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ランボルギーニ・ジャルパは発表から40年!「スパルタンではない」ラグジュアリーを目指した新路線を採用したものの、ランボルギーニでは「最後のV8スポーツカー」となった悲運のクルマ
| 強いて言えば、ジャルパの後継はV10を車体ミッドに搭載する「ガヤルド」でもある | そのスタイリングは悪くなく、ドライバビリティにも優れていたというが、当時の親会社であるクライスラーが販売中止を決 ...
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ランボルギーニがはじめて発売したクルマ、350GTの最高速は254km/h。
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ランボルギーニが「最初にV12エンジンを積んだ車」、350GTを振り返る。フェラーリのエンジニアを雇い入れ、目標値を10馬力超えるごとにボーナスをはずんでいたことが明らかに
| ランボルギーニは創業当時から今に至るまで「打倒フェラーリ」 | ランボルギーニは創業当初から一定の成功を収め、むしろフェラーリがランボルギーニを意識した時代も さて、ランボルギーニのV12エンジン ...
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大人4人が乗ることができたエスパーダの最高速は250km/h。
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ランボルギーニがV12シリーズ「エスパーダ」を紹介するコンテンツを公開!当時ミウラよりも速かった最速GT、ポール・マッカートニーの妻は誤って池に落としたことがあるそうだ
| 「エスパーダ」とは闘牛に使用する剣を意味し、2000年代には「エストーケ」として蘇るという計画も存在した | カウンタックに記録を破られるまで、最も売れたランボルギーニでもあった さて、ランボルギ ...
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ウラカン・ステラートはその車高とタイヤに起因して最高速が260km/hに抑えられています。
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ランボルギーニはまだまだウラカンに限定モデルを用意していた。12台のみが生産されるウラカン・ステラート「オールテレイン」が公開
| さすがにウラカンの限定モデルもこれで「打ち止め」だろうとは考えているが | それでも油断できないのがランボルギーニである さて、ランボルギーニが現在イタリアにて開催されているミラノ デザインウィー ...
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世界初の大排気量ミドシップスポーツ、ミウラの最高速は280km/h。
「スーパーカー」の象徴、カウンタックの最高速は290km/h(モデルによって異なる)。
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映画「キャノンボール」に登場したカウンタックとドライバー役の女優2人が再会を果たす。「当時、まさかこの映画がここまで人気を呼ぶとは思いませんでした」
| このカウンタックは当時から2009年までずっと同じオーナーによって保管されていた | 女優2人は「当時、カウンタックを運転したことも、見たこともありませんでした」 さて、ランボルギーニが映画「キャ ...
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真のワンオフモデル、アヴェンタドールJの最高速は300km/h(フロントスクリーンがほとんどないクルマである)。
ランボルギーニ・ウルスの最高速は305km/h。
最新バージョンのウルスSEは315km/hを誇ります。
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ランボルギーニがプラグインハイブリッド・スーパーSUV「ウルスSE」発表。全方位に渡りウルスSを凌駕し、ヘッドライトは「雄牛の尾」にインスパイアされる
Lamborghini | ウルスSEの最高出力は800馬力、0−100キロ加速は3.4秒、最高速は315km/hへ | もちろんランボルギーニのSUV史上最強最速、スーパーSUVのベンチマークを再設 ...
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ランボルギーニ初のV10ミドシップ、ガヤルド登場時の最高速は309km/h。
ウラカンSTOの最高速は309km/hと低めですが、これはサーキット走行を主眼に置いているためにダウンフォースが強力だから。
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ランボルギーニV10モデル「最後の祝賀」、ウラカンSTJがついに発表。限定10台、ウラカンSTO比でダウンフォースは10%増し、ナルドのラップタイムは1秒短縮
| ボディカラーは2パターン、ランボルギーニ「チェントロスティーレ」によってデザインが決められているようだ | ウラカンSTJの価格については公表されていないものの、当然ながら完売し「入手不可」だと思 ...
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そしてディアブロでは一気に最高速が伸びて325km/hへ。
ガヤルドの後期モデル、ガヤルドLP560-4も325km/hへ。
その後継モデルであるウラカンの最高速は328km/h。
ムルシエラゴの最高速は更に伸びて332km/hとなり・・・。
ムルシエラゴをベースにしたレヴェントンでは340km/hへ。
ムルシエラゴの後継モデル、アヴェンタドールではついに350km/hの大台に。
意外なことにその後継モデルであるV12最新フラッグシップ、レヴエルトの最高速も350km/hにとどまります。
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いったいどうしたランボルギーニ・レヴエルト。アウトバーンに持ち込み速度チャレンジを試みるもエラー表示のオンパレードでセーフモードに入り加速せず【動画】
| エラーが出たときは慌てず騒がずいったんエンジン停止 | ランボルギーニのエラー表示はけっこう珍しい さて、ドイツ在住の著名カーコレクター「Gercollector」氏。これまでにも多数のスーパーカ ...
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ちなみにランボV12ヴィジョン・グランツーリスモは意外と控えめな350km/h(これにかかわらず、エゴイスタやミウラ・コンセプトなど、コンセプトカーの最高速はそこまで高くない)。
その上になると特別モデル(フューオフ)、限定モデルのみの領域となり、車体重量999kgのセスト・エレメントは355km/h。
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ランボルギーニ・ミュージアムにて。「全部カーボン」セスト・エレメントの画像
| そのインパクトはハンパではなかった | ランボルギーニ・ミュージアム(ムゼオ・ランボルギーニ/ランボルギーニ博物館)に展示されている「セスト・エレメント」。こちらも異様な雰囲気を放つ一台で、フルカ ...
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カウンタックLPI800-4も355km/h。
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ランボルギーニ「カウンタックLPI800-4のようなレトロモデルを二度と発売しない」。各社がリバイバルを行う中であえてやらないその理由とは?
| ランボルギーニは過去を再現することで”歴史上の聖域”には踏み込みたくない | そしてこれは「ミウラのリバイバル」の道が絶たれことを意味する さて、ランボルギーニは伝説の「カウンタック」後継モデルで ...
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アヴェンタドール「究極の最終モデル」、LP780-4 ウルティメの最高速は現時点でのランボルギーニ最高峰、356km/hに設定されています。
そして1位タイは(意外なことに)ヴェネーノです。
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サウジの王族が所有していたランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスターが「ネット競売史上最高額」の600万ドル(約9.4億円)で落札される
Image:SBX Cars | ランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスターはその希少性から、これまでにも数々の高額落札が記録されている | おそらくは今後も「徐々に」価格が上がり続けるだろう さて、生 ...
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ランボルギーニ歴代モデル(コンセプトカー、レーシングカー含む)の最高速をまとめた動画はこちら
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ランボルギーニは60年の歴史においてこんなコンセプトカーやワンオフモデルを作っている。(2)意外とディアブロベースのワンオフも多かった
| ディアブロベースだと、プレグンタ、カント、ラプターといったモデルも | 近代のランボルギーニも多数のワンオフモデルを製作している さて、ランボルギーニの60年にわたる歴史の中で登場した様々なワンオ ...
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「そのとき、歴史が動いた」。ランボルギーニが創業から今までに製作したワンオフモデルやコンセプトカーを一挙公開(1)。まさかのミニバンも存在
| ランボルギーニは1960〜1970年代に様々なワンオフモデルを活発に製作していた | 加えてスポーツカーやスーパーカー以外の可能性も積極的に模索していたもよう さて、ランボルギーニが「1963年の ...
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知られざるランボルギーニの事実7つ。「80年代にバイクを発売したことがある」「今までに27車種しか発売してない」「一番高価なモデルはヴェネーノ」など
| ランボルギーニのオーナーは現在のアウディで「8代目」である | それでも一貫してスーパーカーメーカーであり続けたことは称賛に値するだろう さて、コロナ禍にてマクラーレンやアストンマーティンなど多く ...
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参照:Global Data(Youtube)