Image:GoPro
| 「GoPro HERO」「GoPro HERO 13 Black」とはどう違うのか |
ちなみに「GoPro HERO 12 Black」と「GoPro HERO 13 Black」の撮影にかかわる品質向上はないようだ
さて、毎年9月になると発売されるのが「GoProとiPhone」。
iPhoneについては(よほどの革新がない限り)ニ年に一回買い替えるようにしていて(つまり毎年買い替えない)、そしてぼくは昨年iPhone 15 Pro MAXを購入しているため、今年のiPhone 16への買い替えは「見送り」です。
一方、GoProについては毎年ニューモデルを購入していて、そして複数台使用しているうちの「一番古いモデル」を入れ替える(売却)ようにしているわけですね。※あまり長期間使用せず、早いタイミングで売却したほうが高く売れるので損失が小さい
今回は「GoPro HERO」「GoPro HERO 13 Black」を購入
そして今年の9月において、GoProは「GoPro HERO」「GoPro HERO 13 Black」という2つの新製品を発表しており、よってぼくはこの2つについて予約注文を入れています(おそらくは今週~来週くらいに届くと思う)。
これらについてはキャラクターが異なっていて、よってそれぞれにて使用する場面が異なってくるわけですが、簡単に言えば「GoPro HERO(34,800円)は機能を省いた小型軽量・廉価版」で、「GoPro HERO 13 Black(68,800円)は機能テンコ盛り、拡張性の高いフラッグシップモデル」。
ここでぼく的に感じる(ぼくの使用環境での)それぞれのメリット/デメリットを挙げてみると、まずGoPro HEROだと以下の通り。
GoPro HEROのメリット
- 軽い(86g)
- 小さい(幅56.6ミリ、高さ47.7ミリ、奥行き29.4ミリ)
- F値がGoPro HERO 13 Blackに比較して低い(F2.3)
- 充電時間が早い(バッテリー残量0%から満充電まで約1時間)
GoPro HEROのデメリット
- ビデオモードがGoPro HERO 13 Blackに劣る(4K 16:9 @30/25fps / 1080p 16:9 @30/25fps / 2.7K 16:9 @60/50fps)
- 写真の最大解像度がGoPro HERO 13 Blackに劣る(12MP)
- デジタルレンズの画角調整ができない可能性(記載がない)
- タイムラプス、ナイトラプス、スタートレイルに非対応(記載がない)
- ディスプレイが小さい(1.76インチ)
- アスペクト比が固定(16:9)
- ビットレートがGoPro HERO 13 Blackに比較して低い(50Mbps)
- ズームなし
- 手ブレ補正がカメラに内蔵されていない(Quickアプリに取り込んで修正する必要がある)
反面、GoPro HERO 13 Blackのメリットとデメリットは以下の通り。
参考までに、先代モデルであるGoPro HERO 12 Blcakに比較して撮影機能や手ブレ機能、液晶、(プロセッサー、チップ含む)動画/カメラ性能には変化が(ほとんど)なく、変わったのは「超スローモーションに対応」「レンズ交換時に自動でレンズを検知するので手動でレンズモードを変更しなくてよくなった」「バッテリー密度が高くなった(重量やサイズは変わらずに長持ち)」「GPS機能が付与された」ということくらい。
よってGoPro HERO 13 BlackはGoPro HERO 12 Blackに比較して画質の向上を期待できるものではなく、付与された新機能に魅力を感じなければ、あるいはGoPro HERO 12 Blackの外観(とくにツブツブ)が気に入らない場合を除き、「買い替える」必要はないかもしれません。
GoPro HERO 13 Blckのメリット
- ビデオモードがGoPro HEROに勝る(5.3K: 8:7 (5312x4648) / 5.3K: 16:9 (5312x2988))
- 写真の最大解像度が大きい(27.13MP)※それほど大きなサイズが常に必要ではないが、撮影後に切り取るなどの使用ができる
- デジタルレンズの画角調整ができる(HyperView / SuperView / Wide / Linear)
- タイムラプス、ナイトラプス、スタートレイルに対応(あまり使わないけど)
- ディスプレイが大きい(2.27インチ)
- アスペクト比の調整が可能(16:9 / 9:16 / 4:3 / 8:7 )
- ビットレートが高い(120Mbps)
- ズームつき(2倍)
- 手ブレ補正がカメラに内蔵されている(ハイパースムーズ6.0)
GoPro HERO 13 Blckのデメリット
- 高価
- 重い(154g)
- 大きい(幅71.8ミリ、高さ50.8ミリ、奥行き33.6ミリ)
- F値がGoPro HEROに比較してやや高い(F2.5)
- 充電時間が遅い(バッテリー残量0%から満充電まで約3時間)
こうやって見ると、GoPro HEROは使用する場面が限られ、かつ手ぶれ補正については「一回アプリに落としてからでないと使えない(アプリを経由せず、動画編集ソフトで補正を行っても同じ結果が得られるのであれば問題はない)」、そして何より「画角を変更できない(おそらく)」といった問題があり、しかし「圧倒的にコンパクトで軽い」という圧倒的なメリットも。
よって、GoPro HEROとGoPro HERO 13 Blackは「どちらが良いか」ではなく、「何を目的として使用するか」について評価し選択を行うべき存在なのだと思われますが、スペックを比較した場合、「高価ではあるもののGoPro HERO 13 Blackのほうがコストパフォーマンスに優れる」とも考えており、「どうしても小さなカメラが必要」な場合を除くとGoPro HEROを購入する理由は薄い、とも考えています。
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ボクはこういった場でGoPro HEROを使用する予定
じゃあぼくはこのGoPro HEROをどういった場面で使用するのかということになり、実際にはカメラを「サンバイザーに固定して」使用することを想定。
今まではこんな感じでGoPro HERO 11 Blackを使用していたのですが、スーパーカーのフロントウインドウは「上下」に狭く、よって(視界を遮らないよう)できるだけ小さなカメラが欲しいと考えていたわけですね。
そしてここは「手持ち」ではないので手ブレを気にする必要がなく、そして前面モニターも必要はなく、そのためGoPro HEROが「ぴったり」だとも考えているのですが、懸念となるのはその「画角」で、十分な画角を確保できなかれば使用を継続しないかもしれません。
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そのほかのカメラとしてはサイド用、ルーフ(あるいはリアガラス)用、車内撮影(自撮り)用にGoProを使用しており、そのほかには手持ち用としてDJI Poket3、さらにウエアラブル用として「フリー」のGoProを1つ用意しています(いずれのGoProもそれ用にマッチした画角に調整してある)。
この「ウエアラブル用」はときに重要な役割を果たし、バイクに乗る時、両手を使用できないときにはこれが(様々なアタッチメントを介して)活躍するわけですね。
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参照:GoPro