Image:Brabus
| おそらくは「偶然の一致」と思われ、どこがどう似ているとは言い難いが、雰囲気は「非常によく似ている」 |
おそらくはスピリット・オブ・エクスタシーの有無で全然印象が変わるのだろう
さて、メルセデス・ベンツのみならずポルシェやロールスロイスのカスタムを手掛けるブラバス。
今回はロールス・ロイス・カリナンのコンプリートカー「ブラバス 700ブルースカイ」を発表していますが、それがあまりにトヨタGRセンチュリーに似ているとして話題に。
実際のところ、ブラバスがリリースしたオフィシャルフォトを見たときに「センチュリーと間違いそうになった」ほどで、なぜブラバスがこういったカスタムを行ったのかちょっとナゾ。
ちなみにこちらはトヨタ・センチュリーSUVですが、双方の類似性は否定できないと思います。
ブラバス・ロールス・ロイス・カリナン「700 ブルースカイ」はこんなクルマ
それはともかく、ブラバスによるロールス・ロイス・カリナン「700 ブルースカイ」を見てみると、フロントフェイスには新しいデザインが施され、より大きなインテークとハニカムメッシュのインサートが取り付けられていますが、さらにはエクスタシー・オブ・スピリットが取り外されていて、これらによって「センチュリーSUV風」となってしまったもよう。
ただしブラバスにはその意図がなかったものと思われ、こういったカーボンファイバー製パーツが車体を「2トーン」に見せてしまうことも誤解を与える一つの要素なのかもしれません。
なお、ホイールは「ブラバス・モノブロックMプラチナエディション(24インチ)」で、今回このカリナンのために新しく開発されています。
さらにリアにもアップデートが施され、カリナンは新しいスポイラーとユニークなバンパーを装備していますが、後者には迫力のあるディフューザー、さらにブラックステンレススチール製スポーツエキゾーストシステム用テールエンドも。
インテリアには「ブルースカイ」のキルティングレザーが施されてこのモデル名の由来となっており、内装のあちこちにはブラバスのロゴが多く散りばめられ、さらにカーボンファイバー製のトリムとシャドウグレーのアクセントが使用され、その他には専用デザインを持つアルミ製ペダル、イルミネーションが内蔵されたシルプレート、そしてブラバスオリジナルの”スターライト”ヘッドライナー(キルティングシェルパターン付き)といった装備も。
最後にスペックについて触れておくと、搭載されるエンジンはもともと積まれる6.75リッターV12ツインターボ、しかし独自のチューニングによって「700馬力」へ、そして0-100km/h加速が5秒に短縮され、最高速は250km/h(おそらくはリミッター作動)だとアナウンスされています。
ちなみにコンプリート価格は753,400ユーロ(現在の為替レートにて1億2500万円)とのこと。
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参照:Brabus