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まんまと騙されたな・・・。東京オートサロンでのトヨタ「ミドシップ2シーター」はMR2ではなく「軽トラ」。壮大な“釣り”と、その後の意外な展開について

まんまと騙されたな・・・。東京オートサロンでのトヨタ「ミドシップ2シーター」はMR2ではなく「軽トラ」。壮大な“釣り”と、その後の意外な展開について

| 【TAS2026】トヨタが世界を騙した!?「ミッドシップ2シーター」の正体と、イーロン・マスク顔負けの壮大な“釣り”の全貌 |

この記事の要約:3つのポイント

  • 期待を裏切る(?)正体: 予告された「ミッドシップ2シーター」は、新型MR2ではなく、カスタマイズされた「ダイハツ・ハイゼット(軽トラック)」だった
  • 「喧嘩三番勝負」の勃発: トヨタとダイハツのエンジニアが意地をかけて軽トラを改造し合う、前代未聞の「親子喧嘩」イベントを敢行
  • 希望はまだある: 豊田章男会長(モリゾウ)は「三番勝負」を予告。最終ラウンドで真のスポーツカーが登場する可能性に、ファンは依然として首を長くしている

世界中のファンが「騙された」瞬間

2026年1月、東京オートサロンの開幕直前、トヨタ・ガズーレーシング(TGR)は「ミッドシップ、2シーターの改造車を公開する」と予告していましたが、誰もがこのティーザーキャンペーンに狂喜乱舞し「ついに伝説のMR2が復活するのか」と胸を躍らせたのも記憶に新しいところ。

しかし蓋を開けてみれば、そこにはトヨタらしい(?)ユーモアたっぷりの「オチ」が待っていたようです。

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事の始まりは、TGRがSNSに投稿した1本のティーザー映像。

モリゾウこと豊田章男氏が「ミッドシップの2シーターを手に入れた」と語りつつもカスタマイズを予告したのですが、2025年に公開された「ミッドシップ版GRヤリス」の伏線もあって世界中のメディアが「MR2復活」を確信することとなったわけですね。

しかし、1月9日のプレスカンファレンスに登場したのは無骨なオフロードタイヤを履き、バケットシートを2脚(なぜか荷台にも2脚)備えた「ハイゼット・トラック(GRハイゼット モリゾウ K-トレイル)」。

確かに軽トラは「エンジンが座席の下(ミッドシップ)」で「2人乗り」。

嘘はついていない、しかし誰も予想しなかったこの展開に、会場とネット民は「完全に一本取られた(=Gazoo’dされた)」と爆笑と困惑に包まれたというのが事の経緯です。


比較:トヨタvsダイハツ「軽トラ・バトル」の内容

今回の展示は、トヨタグループ内の「ライバル意識」をテーマにした「喧嘩三番勝負」の一環として行われており・・・。

特徴トヨタ(GRハイゼット モリゾウK-トレイル)ダイハツ(ハイゼット スタークライマー)
コンセプトラリー・レプリカミニ・オーバーランダー
主な装備BRIDE製バケットシート(荷台含む計4脚)、リフトアップ、イエロー×グレーのモリゾウカラー外部ロールケージ、ルーフラック、本格オフロードタイヤ、オープンコクピット仕様
狙い軽トラの「走りの楽しさ」を極限まで追求軽トラの「道具としての可能性」を拡張

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市場の反応と「第3ラウンド」への期待

今回の一件につき、「トヨタは見事に世界中を騙した」と受け取られていますが、その一方で「MR2という名称の商標登録」が最近行われたという事実も見逃せず、「MR2復活」への期待は残されたまま。

話を今回のオートサロンに戻すと、この親子喧嘩は「三番勝負」と表現されており、以下の勝負がアナウンスされています。

  1. 第1ラウンド: 軽トラ・カスタマイズ対決(トヨタvsダイハツ)
  2. 第2ラウンド: 「TOYOTA RACING」ブランドの再編発表(GRからの独立・再編)
  3. 第3ラウンド: 未発表(※期待されるMR2、または次世代スポーツカー?)

カンファレンスでダイハツ側では中嶋副社長が「モリゾウ(GR)に頼らずにいいクルマを作る」と宣言し、トヨタでは新ブランド「TOYOTA RACING」を立ち上げたことも大きな話題となっている状況でもあって、この“社内抗争”の結末として、本物のスポーツカーが隠されているのではないかという推測が消えません。

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結論:トヨタ流の「愛車精神」と遊び心

今回の「軽トラ騒動」は、一見するとただの悪ふざけに見えるものの、その根底には「どんなクルマでも、弄れば最高に楽しい一台(愛車)になる」というトヨタの強いメッセージが込められています(実際のところ、軽トラは運転技術を磨き、クルマの挙動や構造を知るには最適の素材である)。

「MR2じゃなかった」という失望感すらも、次のサプライズへの前振りに変えてしまうトヨタのマーケティング戦略。第3ラウンドのゴングが鳴る時、ぼくらは再び驚かされることになるのかもしれません。

なお、トヨタは今回のオートサロンにて様々な情報を公開し、豊田章男氏は「モリゾウ」として一人のクルマ好きとしての行動を楽しんでいるようですが、その様子はXやYouTubeにて随時公開されています(トップシークレットも訪問している)。

豆知識:なぜ軽トラは「ミッドシップ」なのか?

日本の軽トラックの多くは、空荷状態でのトラクションを確保するため、エンジンを前後の車軸の間に配置する「フロントミッドシップ」または「キャブオーバー」形式を採用しています。

構造的にはスーパーカーと同じレイアウトであり、一部のマニアからは「究極のコーナリングマシン」として密かに愛されているという現実もありますが、ぼくもダイハツ「天晴(軽トラではなく軽バンですが)」にずいぶんお世話になっています。

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