フェラーリの最新イコーナ「SP4」はF40のオマージュというウワサ。それが「デザイン」なのか「構造」なのか「思想」なのかは不明なるも期待大

｜　フェラーリは「イコーナ」において過去の伝説を想起させるクルマをリリースしている　｜

そしてこれまでフェラーリは期待を裏切ったことはない

さて、フェラーリはラフェラーリやF80のような創立何周年記念といったモデルのほか、過去の伝統を反映させた「ICONA（イコーナ）」シリーズをリリースしています。

そしてこのイコーナシリーズのおかげでフェラーリの周年記念モデルは「未来」へと進むことができるようになったとも考えられますが、第一弾として発売されたモンツァSP1とSP2は750モンツァ、860モンツァのネーミング、そして1948年に発売された166MMのようなバルケッタのデザイン要素を反映させたクルマです。

フェラーリ「イコーナ」はけして特定モデルのみを意識したわけではない

こういった感じでイコーナシリーズはフェラーリの伝統を表しているものの、けして特定のひとつのモデルを「復刻」させたわけではなく、実際にその後のデイトナSP3では330 P3/4、350 Can-Am、512 Sといった過去の複数のレーシングカーにインスピレーションを得ています。

そしてイコーナシリーズでもう一つ重要なのは「最新の技術とデザインを盛り込んでいること」で、モンツァSP1 / SP3、デイトナSP3においてもライティングなどに新技術が採用されているわけですね（これによってフェラーリの目指すデザインが可能になったとも考えられる）。

フェラーリの最新イコーナ「SP4」はF40へのオマージュ？

そして今回報じられているのが「SP4」は伝説のスーパーカー、F40をモチーフにするのではないかというウワサ。

ただしこれまでのイコーナシリーズのように「ドンズバ」で特定モデルを復活させるわけではなく、F40を含めたいくつかのモデルにインスパイアされたデザインを用いる可能性があり、あるいはF40の持っていた「そのままレースに参戦できる公道仕様車」という思想、あるいはストレスマウントされたツインターボV8エンジンを復活させるのかもしれません。

ちなみにこのウワサの出どころは（匿名の情報源から得た話だとする）英国トップギアで、そしてトップギアは通常こういった「ウワサ」を記事にせず、しかし今回はこの記事を編集長自ら執筆しているところからも「（次のイコーナではF40をモチーフにするという）このウワサは実現性が高い」ものと思われます。

そしてもちろん、この「SP4」も容易に入手できるクルマではなく（イコーナシリーズそのものがコレクター向けの少量生産車である）、ごく限られたフェラーリのVIP顧客のみに割り当てられることとなりそうですね。

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参照：TopGear