
Image:Mercedes-Benz Bangladesh
| メルセデス・ベンツとBMWは今までにも様々な「広告上の対決」を行っているが |
アウディがここに参戦するのは珍しい
さて、日本ではさほど例がありませんが、欧州では時々見られるのが「同業他社でのプロモーションの乗り入れ」。
欧州では比較広告が認可されていることが関連しているのかもしれず、よって過去にはメルセデス・ベンツとBMWがお互いの「創立記念」を祝う広告を打ったことがあり、メルセデス・ベンツはBMWに対し「これからもいいライバルでいて欲しい」と創業100周年の折にエールを送ったことも。
さらにBMWはメルセデス・ベンツの名物「ヒゲ」CEOが退任した際にもユーモラスなプロモーションを行っていて、とくに「BMWとメルセデス・ベンツ」はときには良好な、しかしときには反目し合う広告展開を行っているさまを見て取れます。
今回はアウディがメルセデス・ベンツを「フィーチャー」
一方、アウディはこれまでにそういった「他社との比較」「他社との乗り入れ」に対して距離を置いてきたと認識していますが、今回突如としてメルセデス・ベンツを「フィーチャー」した画像をバングラデシュの正規ディーラーが公式Facebookページへと掲載して大きな話題に。
その画像というのがメルセデス・ベンツ G580 ウィズ EQ テクノロジー(GクラスのEV板)の目玉機能である「タンクターン」をうまく活用したもので、この機能を用いてアスファルト上に「フォーリングス(アウディのエンブレム)を描いた様子」を示しているわけですね。
そして投稿には「ナイスなリングだね!メルセデス・ベンツ、グルジャンに我々のエンブレムを描いてくれて礼を言うよ」というキャプションが添えられており、なかなかにユニークというか挑発的な内容となっています(グルジャンとは、バングラデシュの首都ダッカにある高級住宅街である)。
そしてこのアウディの投稿へと即座にメルセデス・ベンツのバングラデシュ正規ディーラーが反応し、以下のようにコメントを返しています。
「やあアウディ… これまでのアウディの投稿で最もエンゲージメントが高かったようで何より。次回はメルセデスを2台追加すれば、もっと盛り上がるかもね。」
さらにアウディ・バングラデシュはその翌日、自身のfacebookページへとBMWに対して「やあBMW、一緒にコーヒーでもどう?他の人たちが追いつくまで待ちながら。」という投稿とメッセージを掲載し、こちらに対してもBMWバングラデシュが”応戦”する事態にまで発展していて、なかなかに「遊び心がある」健全な競争がなされているようですね。
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