
| 優れたエアロダイナミクスを持つためか、ブロワーの風を当てると水が「きれいに流れて」飛んでゆく |
今のところ「水が滞留する」「拭いても拭いても隙間から水が出てくる」場所も見られず、拭き取りが容易な部類であるという印象
さて、フェラーリ296GTBの洗車「第一回目」。
実際に洗ってみると、同じフェラーリとはいってもローマやポルトフィーノといったフロントエンジンモデルとは全く異なる構造を持っていて、様々な発見があるのが面白いところです。
ちなみに296GTBはプラグインハイブリッドなので、洗車の際にちょっとクルマをガレージから出したりといった場合に「エレクトリックモーターのみで」動かすことができ、これは近隣の住宅への配慮という観点、そして「ちょっとだけエンジンを掛けてまた止める」ということをしなくても良いという意味において”かなり楽”。
フェラーリ296GTBの洗車ではこんなところが気になった
296GTBはミドシップレイアウトということもあって熱に厳しく、そして高い空力効率を追求しているためにダクトやエアチャンネルが多数存在しており、そのぶん「洗いにくい」のもまた事実。
ヘッドライト内側のダクトや・・・。
リアウイングの下に・・・。
296GTBのデザイン的ハイライトのひとつ、エアロブリッジなどはちょっと洗いにくいと感じる部分です。
ちなみにこのエアロブリッジ(ルーフ後端のフロートしたパネル)の下にはこういった「隙間」があり、ここに「ウエスを通しにくい」わけですね。
こういったメッシュパネルとボディパネル(塗装部分)との境界も丁寧に洗う必要がある部分。
そして可動式ウイングとボディパネルとの間にも「隙間」があり、ウエスを奥まで差し込んで洗う必要があります。
そのほか、こういったメッシュパーツも多く、これもまた毛足の長いウエスでしっかり汚れを落とす必要あり。
なお、こういったメッシュ部分は「白っぽくなると」クルマ自体のメリハリがなくなってしまうため、洗車後には樹脂用メンテナンスケミカルを塗って「黒く」仕上げています(実施のところ一部メッシュは金属製ではあるが、こういったパーツにも樹脂用ケミカルは効果を発揮する)。
ちなみにこういった「目が細かい」メッシュパーツは水が抜けにくく、よってブロワーで水を飛ばすことに。
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洗車に使用する「ブロワー」をリニューアル、今回は信頼のマキタ製。ブロワーによって洗車にかかる手間と時間が大幅に減少、もうブロワーは手放せない
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洗車とは直接の関係がありませんが、この「充電ポート」と反対側の「給油口」はおそらく洗車時くらいにしか両方を同時に開くことはないかと思われ、しかし両方を同時に開くと「ミッキーマウスの耳」のようにも見えてちょっとユーモラス(296GTSではこの部分が三角形なので、ネコ耳のようである)。
まだまだ洗車の都度気づく事も多々出てくるかと思いますが、それらについてはその都度あらためて紹介したいと思います。
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