
Image:Cartier
| カルティエの腕時計は「変える必要がないほど」完成された不変の美しさを誇っている |
究極のシンプルさ、そして研ぎ澄まされたディティールは時の淘汰を受けない
さて、「買おう」と思いながらもなかなか買えない腕時計の代表格、「カルティエ サントス」。
「買えない」理由は「不変のスタイルを持つので、いつでも買える」とついつい考えてしまい、そのため限定モノなど「今しか買えない」他のブランドの腕時計を優先してしまうため。
しかし今回、「120年の歴史を誇る」サントスに”史上はじめて”チタンモデルが登場し、「買わねばなるまい」という機運が高まっているわけですね。
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サントス ドゥ カルティエ ウォッチ「チタン」はこんな腕時計
そこで今回発売されたチタン製「サントス ドゥ カルティエ(1,742,400円)」を見てみると、形状そのものはステンレススティールモデルと同一に見え・・・。
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ただしチタンのダークな風合いを強調するためかマイクロブラスト仕上げが採用され(これもサントスでは「初」かもしれない)、ステンレススティールモデルと比較すると明確な印象の違いがあるようですね。
さらにビス、そしてエッジにはポリッシュ加工が施されることで「見る角度によって表情を変え」、実際に腕に巻き、そして動いてみると非常に美しい腕時計なんじゃないかとも考えています。
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搭載されるムーブメントはキャリバー1847MC(自動巻)、ケース幅は39.8ミリ、ストラップは「クイックスイッチ」によって交換が可能です(カルティエはかなり早い段階にてインターチェンジャブルストラップを導入したブランドでもある)。
そしてカルティエの腕時計はそのシンプルで研ぎ澄まされた形状とディティール、仕上げの美しさ、ケースとブレスレットとの一体感にあると認識していますが、カルティエはシャネルと並び「腕時計業界で成功した数少ない”腕時計にルーツを持たない”ブランド」としても知られます。
そしてこの数年はますます評価を上げているブランドでもありますが、その理由は「不変の美しさ」にあると考えていいのかもしれません。
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カルティエ「サントス」とは?
カルティエ「サントス」は、120年以上の歴史を持ちながら今なお最前線で愛され続ける「時計界の真のアイコン」。
世界で初めて誕生した実用的な男性用腕時計」という非常にロマンあふれる背景を持っています。
1. サントスの歴史:空への憧れから生まれた時計
1904年、ルイ・カルティエが友人の飛行家アルベルト・サントス=デュモンのために製作したのが始まりで・・・。
- 誕生秘話: 当時は懐中時計が主流であったものの、飛行機を操縦中にポケットから時計を出すのは困難であり、「操縦桿から手を離さずに時間が見たい」という彼の悩みを解決するために手首に巻くスタイルが考案される
- デザインの革新: 当時の時計は「丸型」が普通であったところ、サントスでは「四角形(スクエア)」を採用。これは当時のアール・デコ様式の先駆けでもあったとされる
2. 特徴的なデザインコード
サントスには、ひと目でそれとわかる象徴的な意匠がいくつか存在しています。
- ビス(ネジ): ベゼルやブレスレットに打ち込まれたビスは飛行機の機体のパーツを繋ぐネジをイメージしており、あえて「隠さず見せる」のがサントスの美学でもある
- ローマ数字とレイルウェイ: 文字盤には力強いローマ数字と、線路のような分目盛り(レイルウェイ)が配置され、高い視認性を誇っている
- サファイアカボション: リューズの先端には、カルティエの象徴である青い宝石(スピネルまたはサファイア)が飾られている
3. 現行の主要2ライン
現在、主に以下の2つのシリーズが展開されており、それぞれ個性が異なります。
| 特徴 | サントス ドゥ カルティエ | サントス デュモン |
| スタイル | スポーティ・モダン | クラシック・エレガント |
| 駆動方式 | 主に自動巻き | 主にクォーツ / 手巻き |
| ベルト | ブレスレット(SS等)が中心 | レザーストラップが中心 |
| 厚み | 適度なボリューム感 | 非常に薄型 |
| 便利機能 | ベルトを工具なしで即座に交換できる「クイックスイッチ」機能あり | オリジナルに忠実なミニマル設計 |
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参照:Cartier














