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BMW新型「M3エレクトリック」がル・マンでサプライズ公開されるもよう。公開準備中の画像がリーク、「1,000馬力オーバー」次世代EVモンスターが解き放たれる

新型BMW M3(カモフラージュ、走行)

| 「電動版」M3は新しいライトグラフィック、そしてウイングミラーを採用するようだ |

そして「驚愕のパフォーマンス」を持つことは間違いない

数日前、BMW M公式がSNSやYouTubeに投稿した1本のティーザー動画が世界中のスポーツカーファンの間で大きな話題となっており、そこには次世代の完全電動ハイパフォーマンスカー、通称「M3エレクトリック(EV)」とおぼしきシルエットやカモフラージュ状態にて走行する姿が映し出されていたものの、具体的な発表時期や詳細については完全に口を閉ざされたままというのが現状です。

しかし今回、伝統の耐久レース「ル・マン24時間レース」の開幕を控えたフランス現地からその謎を解き明かす決定的なリーク画像が飛び込んできていて、German Car Forumにて投稿された画像ではル・マンの会場内に設営されたBMWのファンゾーン(特設ブース)の中に、ベールに包まれた「初のエレクトリックM3」と思われる車両がすでに運び込まれ、展示の準備が進められている姿を確認可能。

BMWはこの世界最高峰のモータースポーツの祭典を”次世代Mの幕開けとなるワールドプレミアの舞台”として選んだということになり、ここではこのスクープから判明したスペックやデザインのディテールに加え、クルマ好きなら誰もが気になる「EV時代のM3はどうなるのか」という疑問について考えてみたいと思います。

この記事の要約

  • ル・マンで激写: 24時間レースの現地ファンゾーンに、カモフラージュされた初の「M3 EV」の実車ディスプレイが出現
  • ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)基盤: 新世代のEV専用プラットフォームを採用し、革新的なデジタル技術と融合
  • 異次元の4モーター: 各車輪に独立したモーターを配置し、最高出力は驚愕の「1000馬力」級へ
  • 牙を剥くデザイン: 先日リークされたプロトタイプ同様、「牙」型のLEDデイタイムランニングライト(DRL)を採用
  • エンスーへの配慮: 完全電動化だけでなく、お馴染みの直6ガソリンエンジン版「M3」も並行して開発中
【1000馬力級の衝撃】BMW Mが「電気」で覚醒。4モーター搭載「究極のEV」が2027年ついに登場。M3後継モデルか

Image:BMW

伝統の「M3」が電動化へ。ル・マンの熱狂の裏で進行するサプライズ発表の全貌

ファンゾーンに現れたプロトタイプと、アグレッシブな新世代デザイン

今回ル・マンの現場で目撃された車両は、以前ネット上で一瞬だけ流出した先行リーク画像や、BMWがテストを行っている開発車両と多くの共通点を持っています。

デザイン面での最大の特徴は、フロントマスクに採用された「キバ(牙)」のような形状をしたシャープなLEDデイタイムランニングライト(DRL)で、さらにフロントバンパーにはスクエア型のLEDライトが左右に配置されており、現行のガソリン版M3(G80系)の巨大な縦型キドニーグリルとは全く異なる、次世代の未来的かつ戦闘的な表情を作り出しています。

そして注目すべきは「GT3マシンのような」ウイングドアミラーで、これまでにも「M」モデルには専用のドアミラーが与えられてきたものの、電動化世代になってそれがさらなる進化を遂げるということに(BMWがこれまでに公開した公式ティーザー画像や動画では、このドアミラー、そしてスクエア型のDRLが厳重に隠されている)。

新型BMW M3:車種概要

このEV版M3は、BMWがグループの命運をかけて開発した新世代EV専用プラットフォーム「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」のアーキテクチャをベースに構築されることがすでに明かされており、しかし「i3セダンを速くしただけ」のクルマではなく、Mのバッジを冠する以上、サーキットでの限界走行に耐えうる徹底的な補強、そして専用のワイドボディ、さらには空力デバイスが与えられていることが実車のシルエットからも見て取れます。

M3エレクトリック(社内コード:ZA0とも噂される)のメカニズムにおける最大のハイライトは、一般的な2モーター式のAWD(四輪駆動)を遥かに凌駕する「クアッドモーター(4モーター)セットアップ」の採用だと考えられますが、これは前後のアクスルにそれぞれ2基ずつ、計4基のモーターを完全に独立して配置することとなり、これによって従来の機械式デファレンシャルでは不可能だった「ミリ秒単位での超精密なトルクベクタリング(左右の駆動力制御)」を可能とします。

最新レポートやBMW M部門の幹部からのヒントによれば、このシステムの合計出力は最高1,000馬力(約735kW)に達する可能性があるとされ、これは現行のガソリン版M3コンペティション(510馬力)の約2倍であり、BMW M史上最もパワフルな市販車となることを意味します。

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新型M3エレクトリック(EV)予想スペック

ここで現在判明している情報と予想スペックをまとめてみると以下の通り。

項目次世代 M3 エレクトリック(EV版)現行 M3 コンペティション(参考)
パワートレイン完全電動(BEV) / クアッドモーター3.0L 直列6気筒 ツインターボガソリン
プラットフォームノイエ・クラッセ(Neue Klasse専用基盤)CLAR(内燃機関・ハイブリッド共用基盤)
最高出力約 800 〜 1,000 馬力510 馬力(現行型)
駆動方式4輪独立制御AWD(FRモードも搭載予定後輪駆動(FR) または xDrive(4WD)
バッテリー容量100 kWh以上(M専用高出力パック)―(燃料タンク 59L)
0-100km/h加速2.0〜2.5秒前後 を想定3.5〜3.9秒
主な特徴800V電圧による超急速充電、模擬シフト&Mサウンド8速AT、伝統の直6シルキーシックスサウンド

エンスーも安心?「FRモード」と「ガソリン版M3」の併売戦略

そしてBMWは「1000馬力の4WDなんてカーブではコントロールできず直線しか速くないのでは?」というオールドファンの心配をしっかりと見抜いていて、この4モーターシステムには走行モードによって「フロントのモーターを完全に切り離し、純粋な後輪駆動(FR)として走らせるモード」が搭載されると言われており、これによって伝統のM3が持つ「リアを滑らせて操る楽しさ」や軽快なハンドリングが(EVになっても)忠実に再現される、と見られています。

さらにBMWは「一気にすべてをEVにはしない」という方針を明確にし、このノイエ・クラッセベースのEV版M3が登場した後も現行の直6ツインターボエンジンを改良した「ガソリン版の次世代M3」を並行して発売する計画を立てているとされ、ユーザーは自分のライフスタイルや好みに合わせて「ピュアガソリンの直6」か「異次元の1000馬力EV」かを自由に選ぶことができるというわけですね(しかも価格は両者で「同じ」に設定されるようだ)。

BMWのエンブレム
次期M3では「1000馬力のEV版と、552馬力のガソリン版」が”同じ価格」へ。BMWはこれによってEVへの移行をスムーズに促す戦略を採用するもよう

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競合比較と市場での位置付け:超ハイパフォーマンスEVセダンの覇権争い

M3エレクトリックが市場に投入される2027年頃、このセグメントはかつてない激戦区となる可能性があり・・・。

  • ポルシェ タイカン(Taycan): ハンドリング性能においてEVのベンチマーク。サーキット走行の安定性は抜群だが、M3はよりコンパクトで日常使いしやすいスポーツセダンとしての牙城を狙う
  • テスラ 新型ロードスター: 直線の加速力(0-100km/h:2秒未満)では圧倒的。しかしBMW Mが目指すのは、ニュルブルクリンクのコーナーをいかに速く、ドライバーと一体になって駆け抜けるかという「走りの質感」
  • ヒョンデ アイオニック5 N: 電動車でありながら「擬似ギアシフト」や「エンジン音」をリアルに再現し、ガソリン車好きから高い評価を得たモデル。BMW Mも独自のサウンドスケーブや擬似シフト制御を盛り込むことを公言しており、プレミアムセグメントにおける「エモーショナルなEV」の頂点を極めた存在

さらに2028年からはシャオミも欧州において「SU7ウルトラ」の販売を開始する計画を持っており、ある意味では(タイカンがそうであったように)M3エレクトリックの最大のライバル(というか脅威)はシャオミSU7ウルトラなのかもしれません。

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結論:ル・マンでの歴史的瞬間を見逃すな

電動化に対して懐疑的な目を向けがちなプレミアムカーのオーナーやコレクターたちも、この「1000馬力・4モーター・FRモード付き」という狂気的なスペックを前にすれば、BMW Mの本気に胸を躍らせずにはいられないのかも。

そしてこれまでに登場してきた「ハイパフォーマンスEV」とは異なり、今回は「M3」というビッグネームの完全電動化であり、その意味でもがぜん注目が集まるのがこのM3エレクトリック。

モータースポーツの聖地であるル・マン24時間レースの場でそのベールが脱がされるということは、このクルマが「環境対応車」ではなく、「レースのDNAを受け継いだ本物のレーシングセダン」であることの証明に他ならず、今週末、サルト・サーキットのファンゾーンから発信されるであろう公式発表と詳細なアナウンスに対して世界中の自動車メディアとペトロールヘッドたちの視線が集中している、というのが現在の状況です。

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参照:German Car Forum , TheSupercarBlog

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