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ブガッティ・リマックが「ポルシェ保有株の買取を完了した」と発表。これにてVWの影響を受けることがなくなり「新たな株主体制と新経営陣」も公開

ブガッティ トゥールビヨンのシート

| これよりブガッティはついに「新章」へ |

おそらくは「より過激に」「よりアグレッシブな」展開を期待できそうである

先日発表された「ハイパーカー界に大きな激震をもたらす」ブガッティ・リマックによる自社株式買い取り計画。

今回その買い取りがついに完了し、これにあわせて経営体制の刷新が行われた、と正式にアナウンスがなされることに。

2021年の合弁会社設立以来、ブガッティと電動ハイパーカーの旗手リマックを率いてきた「ブガッティ・リマック(Bugatti Rimac)」ではありますが、ポルシェが保有していた自社およびリマック・グループの株式をブガッティ・リマックが「すべて」買い取り、これによって今後、ポルシェ及びその親会社であるフォルクスワーゲングループから制約を受けることがない活動が可能となります。

あわせてニューヨークを拠点とする投資ファンド「HOF Capital」率いるコンソーシアムを新たなパートナーに迎え、最高経営責任者(CEO)のメイト・リマック(Mate Rimac)氏のもとで新経営陣を編成したことについてもアナウンスがなされており、フランス・モルスハイムの歴史ある地で、ブランドの新たな10年計画に向けた本格的なスタートを切ったというわけですね。

ブガッティのマカロンエンブレム
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この記事の要約

  • HOF Capital主導のコンソーシアムによるポルシェ保有株式の買い取りが完了し、ブガッティ・リマックの所有構造転換が完了した
  • メイト・リマックCEOの長期ビジョンを推進するため経営体制を刷新し、メイト自身がブガッティ・オトモビル社長を兼任する
  • 20年以上にわたりブガッティを支えたクリストフ・ピオション氏が退任し、後任のCOOにはマルコ・ブルクラヤチ氏が就任する

ブガッティ・リマックの概要

今回の発表は、2026年4月に合意が公表されていた株主構造の変更手続きが完了したことを意味しており、ポルシェは保有していたブガッティ・リマックの株式(45%)およびリマック・グループの株式(21%)をHOF CapitalやBlueFive Capitalなどの米欧機関投資家グループへと譲渡することに。

これによりリマック・グループが引き続きブガッティ・リマックの55%の過半数株式を保持し、メイト・リマックCEOが掲げる長期的な戦略とオペレーションのビジョンを一層強固なものとして推進することが可能になるとされています。

今回の株式譲渡による最大の変化は「ブガッティ・リマックがポルシェとVWの顔色を伺わなくてもよくなった」ということで、実際にメイト・リマック氏は「トゥールビヨンにV16ハイブリッドパワートレインを搭載する必要制を説明する際、わざわざ模型を作ってVWの役員たちにそれを説明せねばならなかった」とも述べていて、しかし今後はそういった手間を経ずとも「自分が思ったように」誰にも邪魔されず、かつスピーディーにものごとを進めることができるようになるというわけですね。

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今後のブガッティの体制

経営体制の刷新に伴い重要な役員人事も発表されており、長年ブガッティの製造とクオリティを支えてきたクリストフ・ピオション(Christophe Piochon)氏がブガッティ・オトモビルの社長およびブガッティ・リマックCOOを退任し、そのかわりにメイト・リマック氏自身がブガッティ・オトモビル社長を兼任することに。

また、リマック・テクノロジーでCOOを務めたマルコ・ブルクラヤチ(Marko Brkljačić)氏がブガッティ・リマックの新COOに就任予定であるほか、現マネージングディレクターのヘンドリック・マリンスキー(Hendrik Malinowski)氏が最高商業責任者(CCO)に就任するなど、組織の若返りとスピード化が図られています。

新経営体制および主要トピック一覧

項目詳細情報
株主構造リマック・グループ(55%過半数持株)、HOF Capital主導コンソーシアム(45%)
最高経営責任者(CEO)メイト・リマック(ブガッティ・オトモビル社長を兼任)
新最高執行責任者(COO)マルコ・ブルクラヤチ(元リマック・テクノロジーCOO)
新最高商業責任者(CCO)ヘンドリック・マリンスキー
製造拠点仏モルスハイム(新施設「La Manufacture」が7月稼働)
注力モデル新型V16ハイブリッド・ハイパーカー「Tourbillon(トゥールビヨン)」
ブガッティ・ヴェイロンのフューエルリッドカバー
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競合比較・市場での位置付け

自動車業界全体でEV化への足踏みや再評価が進む中、プレミアムカー市場においても多様な戦略が求められていて、ポルシェが本業であるコアビジネスへとリソースを集中させるために株式持分を手放す一方、ブガッティ・リマックはHOF Capitalという強力な投資ファンドの支援を得ることで”より柔軟かつ独立した意思決定が可能”となることに。

結果としてパガーニやケーニグセグといった独立系ハイパーカーブランドに対抗するだけでなく、電動化技術と伝統のクラフトマンシップを融合させた最高峰のポジションを強固にする構えを見せており、今後はより「メイト・リマック色」が強くなってゆくものと思われます。

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補足情報・新しい気付き

今回の新体制発足は、ブガッティにとって極めて重要なタイミングと重なっていて、というのもモルスハイムの敷地内に新設された生産拠点「La Manufacture(ラ・マニュファクチュール)」の稼働と、新時代を切り拓くV16自然吸気エンジン+エレクトリックモーターによるハイブリッドハイパーカー「Tourbillon(トゥールビヨン)」の開発テストが最終段階を迎えているという「新しい時代へと向かう節目に差し掛かっている」ところだから。

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ブガッティ・トゥールビヨンのテールランプ
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結論

株主構造の変更完了と新経営チームの発足により、ブガッティ・リマックは創業者メイト・リマック氏のビジョンのもとで次なる成長フェーズへと突入したというのがいま現在。

伝統のモルスハイムで育まれる圧倒的なクラフトマンシップ、そして最先端の電動化テクノロジーが融合した「トゥールビヨン」の市販化に向け、新生ブガッティ・リマックがどのような感動を届けてくれるのかに期待が高まろうというものですね。

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参照:Bugatti

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