| パガーニ史上、もっともパワフルなハイパーカー |
パガーニ・ウアイラBCが公開に。
スタンダードのウアイラに比べて60馬力のパワーアップを果たし、出力は789馬力に。
エンジンこそはこれまでの6リッターV12ベースですが、トラスミッションはXtrac製の新型7速オートMTとなっているそうです。
ロボタイズドMTと思われますが、シフトチェンジに要する時間は従来の150ミリセカンドから75ミリセカンドと半分になり、一般的なツインクラッチに比べても40%速い速度での変速が可能とのこと。
ただでさえ軽いウアイラを132キロも軽量化
重量は132キロの軽量化に成功し、V12エンジン搭載車としては異例に軽い1350キロを達成。
もともとウアイラはカーボンパーツを多用しており軽量に作られているので、そこからさらに132キロも削ったというのは驚きですね。
軽量化に貢献したのはエキゾーストシステムが大きく、これはチタン製で重量わずか2.9キロ(ノーマルより7.1キロ軽い)。
新型のブレンボ製ブレーキシステム(6%軽い)、ホイールの-9キロも大きいとのことですが、となるとあとはほんの少しの軽量化を山程積み上げて132キロを削ったということになります。
なお得意のコンポジット素材が新しくなったことも大きく、素材自体だとカーボンファイバーよりも50%軽く20%強靭になっている、とされています。
パガーニというとチタンを織り込んだカーボンファイバーが有名ですが、今回のコンポジット素材の詳細については今のところアナウンスはありません。
外観も大きく変わり、レーシングカーのようなルックスに。
ボディパネルはほとんどすべて新しくなり、大型フロントスプリッター、リアウイングが目を引くところ。
カナードやサイドスカート、リアディフューザーなどもずいぶん過激な形状をしていますね。
内装は従来のウアイラと同様に見えますが、標準モデルではアルミ地金むき出しだったところがブラックに。
これにあわせてキーもブラックになっていますね。
なお「BC」は「Benny Caiola」のイニシャルを表し、氏はパガーニの最初の顧客とのこと(イタリアから無一文でアメリカに渡り財を成した)。
このパガーニ・ウアイラBCは20台のみ製造され、3億7000万円という価格にかかわらず既に完売済みと伝えられます。
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大きなリアウイングとリアディフューザーが画像から見て取れますが、スペック等詳細は不明。
ホイール形状も新しく、7スポークとなっていますね。
なお限定台数は20台とされ、ウアイラのオーナーのみに提供されるという非常に敷居の高いモデル。
6リッターV12ターボエンジンにも手が入るだろうと言われています。