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マクラーレンもフェラーリ、アストンマーティンに続き株式公開?「3-5年のうちに」とCEOが語る

2017/06/25

マクラーレンCEO、マイク・フルーイット(フレウイット)氏がタイムズ誌のインタビューに答えたところでは「マクラーレンの株式上場を考えている」とのこと。※マイク・フルーイット氏の名前はなぜかマクラーレンのホームページにはない
フェラーリがNY証券市場への上場によって多額の資金を得たことは記憶に新しく、最近ではアストンマーティンがロンドンへの株式公開(IPO)を検討している、と公開しています。

今回マクラーレンが考えているのは「ニューヨーク」への上場だそうですが、3-5年以内の実現について述べたようですね。
ただ、マクラーレンは現時点ではフェラーリほどの成功を収めておらず、おそらく公開時にも(62%もの上昇を見せた)フェラーリほど高値はつかないであろうと思われるものの、資金を獲得するという意味においてはマクラーレンにとって意義は大きい、と考えられます。

なおマクラーレンの前CEO、ロン・デニス氏は2011年に「5年以内に上場」と語っていましたが、その後はグループ内のゴタゴタで実現敵かなわず現在に至ることに。

マクラーレン市販車部門の正式名称は「マクラーレン・オートモーティブ」で、F1に参戦するのは「マクラーレン・レーシング」。
これらに「マクラーレン・アプライド・テクノロジー」を加えた合計三社が「マクラーレン・テクノロジー・グループ(2015年1月に”マクラーレン・グループ”から社名変更)」を構成しています(以前は5社あった)。

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マクラーレンCEO、ロン・デニス氏が失脚。
ロン・デニスは元銀行員ですがその後メカニックとしてレースの世界に入り、1982年にマクラーレンを事実上乗っ取り。
その後はマクラーレンの成長に貢献したものの、2009年にはレースから引退し、2012年にはマーティン・ウィットマーシュ氏にCEOの座を譲り勇退しています。

しかしながら2014年に再びCEOの座につき、ウィットマーシュ氏を追いやったわけですが、今回は自身が失脚。
このあたり詳しい経緯は不明ではあるものの、自身が保有する株式は25%で、ほか25%はMansour Ojjeh(マンスール・オジェ)氏、残りはバーレーン政府とされています(急激な拡大のために資本を受け入れたことで自身の株式保有比率が低下→決定権を喪失という流れなのかも)。

発表によると今後も(名前だけは)CEOとして残り、役員としての椅子も残るようですが、そのうちに新しいCEOへと入れ替えられるのでしょうね。
マクラーレンは販売するモデルもそうですが、こういった感じで「色々と変わってしまう」ところがちょっと怖い、と思います。

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