| しかもテキサス警察はこのパトカーを使用して犯人の追跡など「実戦」への投入を行うようだ |
世界中には数々のハイパフォーマンスパトカーが存在するが、実戦に使用される例は多くない
さて、テキサス州警察が「1,080馬力の」ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイをパトカーに導入した、と公表。
このチャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイは2021年4月、違法レースを行ったドライバー(しかも時速258kmで走行し逃走したらしい)から押収したものだそうですが、その後裁判所を経てテキサス州警察に授与されたものだと報じられています。
ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイは通常でも707馬力を発生するが
ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイは6.2リッターV8エンジン(スーパーチャージド)を搭載し、ノーマル状態でも707馬力を発生しますが、このパトカーはそこからさらに300馬力以上もパワーアップしている、ということに。
その詳細については明かされていないものの、いったいどういったチューンが施されているのか、そしてそのチューンは押収した際にすでに行われていたのか、それとも押収したのちに行ったのか等いくつかの疑問が残ります。
見たところ、警察用車両への転用にあたっては、そのグラフィックはもちろん、フロントグリルとボンネットにはホワイトLEDが埋め込まれ、フロントフェンダーやサイドステップにはブルーとレッドのLED、フロントグラス内側にもブルーとレッドのLEDが装着といったカスタムが施され、まさに「臨戦態勢」。
今までに逃げることができていた犯罪者も、もう逃げることはできない
そしてこのスーパーウエポンを手に入れたテキサス州警察は「今まで法の執行機関から逃れることができた犯罪者であっても、これからはテキサス州のどこをうろついていようと捕まえることができるようになった」と自信を見せており、どうやらこのパトカーをプロモーション用ではなく”実戦”へと投入するもよう。
ただ、1,080馬力を発生するアメリカンマッスルを操って犯人を追跡することは容易ではなく、これに乗る警察官は専用の訓練を受ける必要があるのかもしれません。
ちなみにですが、こういった「スーパーな」パトカーについては多くの国で導入されており、中には自前で(警察が)購入したもの、自動車メーカーや個人から贈与されたもの、そして今回のチャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイのように押収した車両をパトカーに転用したものなどがありますが、これらパトカーについては、一般にパレードやプロモーション、イベントにおいて使用され、実際に「犯人の追跡」にあたる例はさほど多くはないもよう。
ただし(上述の通り)このチャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイは実際に公務にあたることになり、「自爆」など事故が報じられないことを祈るばかりです。
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