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日本国内向けの新型コルベット(右ハンドル、1180万円〜)正式発表!フェラーリ、ランボルギーニ並の性能を持ちながらも価格は1/2〜1/3

2020/08/29

| 北米に比較するとずいぶん高価になってしまったが、「右ハンドル化」の代償だと捉えるしかない |

さて、ゼネラルモータースが日本市場向けの新型コルベットを正式発表。※画像は海外仕様

今年1月に先行予約受付を開始し「1日で注文が100台集まった」とも言われていましたが、今回コルベット・クーペの価格とコルベット・コンバーチブルの価格に加え、「2021年5月からデリバリーが開始される」ということについてもアナウンスを行っています。

なお、北米では「コルベット・スティングレイ」を名乗るものの日本では「コルベット」のみとなり、これはおそらく「スズキが2021年まで”STINGRAY”の商標権を持っているため、GMはこれを使えないから」。

2021年以降はどうなるのかわかりませんが、この時点でスズキがGMに商標権を譲渡したり商標の使用を許可していないところを見ると、2022年以降も商標権の更新を行い、スズキはスティングレイの名を使用し続けるのかもしれません(1981-2008年にスズキとGMとは提携関係にあった)。

日本に導入されるのは「2LT」と「3LT」

なお、北米だとコルベットクーペに「1LT」というベースグレード(58,900ドル)が用意されるものの、日本に導入されるのはその上の2LT(66,200ドル)と3LT(11,950ドル)のみ。

今回導入される日本国内モデルの価格は下記の通りとなっています。

参考までに、右ハンドルの用意、そしてコンバーチブルにハードトップが用意されるのは「初」とのこと。

・コルベットクーペ(2LT)・・・1180万円
・コルベットクーペ(3LT)・・・1400万円
・コルベットコンバーチブル・・・1550万円

| 新型コルベットの性能は「完全にスーパーカー」

新型コルベットはミドシップにスイッチしたことが最大のトピックとなりますが、その歴史上初めてのミドシップ化とは思えない完成度の高さが特徴で、すでに(非常に)高いポテンシャルを示しています。

公開されたベアシャシー等を見ても優れた設計を持っていることがわかり、「よく1発目のミドシップでこれだけ高い完成度を持つ設計ができたな」と驚かされますが、実際にポルシェ911等、より長い歴史を持つスポーツカーと乗り比べた結果として「非常に乗りやすい」というレビューも公開されています。

しかもコルベットは車体後部に「ゴルフバッグが2個乗る」トランクを持つなど高い利便性を持つことも特徴で、現時点で「もっとも速く走ることができ、かつもっとも快適なスーパーカー」の一台だと言えそう(さらに今回発表された価格を見るに、”もっとも安価な”スーパーカーなのも間違いない)。

新型コルベットに搭載されるエンジンは6.2リッターV8(495HP)、トランスミッションは8速DCT、駆動輪は後輪のみ(ホイールサイズは前輪19インチ、後輪20インチ)。

車体サイズは全長4,630ミリ、全幅1,934ミリ、全高1,234ミリ、車体重量は1,526キロ(2LT)。

0-100km/h加速は2.9秒だとされており、このタイムはフェラーリF8トリブート、ランボルギーニ・ウラカンEVOと同等です。

一方でその価格はこれらの1/3くらいとなっており、北米価格よりは割高になったといえど、そのパフォーマンス、そしてルックスを考慮するに「あまりにコストパフォーマンスの高いスーパーカー」だと言えるかもしれません。

ちなみに新型コルベットはオイル交換も「非常に簡単」で、その維持費もフェラーリやランボルギーニに比較すると「格安」だと思われます。

すでに日本国内でも並行輸入車が販売中

なお、すでに国内にも新型コルベット(C8)の並行輸入車が何台か入っていて、現在カーセンサーでも「価格応談」にて販売中。

相応のプレミアムが乗っていると思われるものの、「早くとも来年5月までは正規輸入車が手に入らない」ということを考えるに、価格次第では買う価値がある、とも考えられそう。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50281737091/in/dateposted-public/

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