| さすがに”典型的FR”デザインを持つスープラをミドシップ化するのは難しかったようだ |
さて、数々の「もしも」系レンダリングを発表するカーデザイナー、スケッチモンキー氏。
今回は「トヨタGRスープラをミドシップ化したら」というIF設定の作品を公開していますが、正直言うとちょっとキモいクルマになってしまった模様。
同氏はこれまでに数多くの優れた作品を残しているものの、先日の「S30フェアレディZのミドシップ化」といい、どうやらミドシップカーのデザインが苦手なのかもしれません。
今回のGRスープラのミドシップ化について、どういったクルマとなったのかを見てみましょう。
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トヨタGRスープラをミドシップ化したらこうなった
まず、スケッチモンキー氏が用いるのはこちらのオフィシャルフォト。
これを使用してGRスープラを仮想ミドシップに仕立て上げようということですね。
ミドシップ化に際し、当然ながらエンジンがフロントからリアへと移るという設定なので、キャビン全体も前方へと移動します。
その後はホイールベース等を調整しながら全体をなじませてゆくことに。
ひとまずの再構築が完了。
ただしフロントからエンジンが消え去るので、ボンネット脇のエアアウトレットも不要に、しかしリアのエアインテークは「必要」に。
そうやって完成したのがこちらのGR「ミドシップ」スープラ。
どうしてもデザイン上の無理があり、相当に困難な作業だったこともわかります。
シボレーのデザインチームはいい仕事をした
そこで思うのが、実際にフロントエンジンからミドシップへとスイッチしたシボレー・コルベット。
これは既存モデルを改装したのではなく、イチからの新設計ということになりますが、これまでのコルベットの雰囲気を残しつつ、見事に違和感なくミドシップ化したひとつの秀逸な例と言えるかもしれません。
実際のところ、C8コルベット発売時にはまだ残っていた(FRの)C7コルベットの在庫がほぼ動かなくなってしまったと言われるので、多くの人が「ミドシップ版コルベット」のデザインが優れていると認めたのでしょうね。
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