| テスラ・モデルYは通年だと20位にとどまり、まだまだ上位進出への壁は厚い |
おそらく2023年はもっと順位を上げることができるだろう
さて、2022年も本日で終わりということになりますが、11月単月においてテスラ・モデルYが欧州にて最も売れたクルマになったというニュース。
なお、この”もっとも売れた”というのは「EV」に限った統計ではなくガソリン車などすべてのクルマを合計した数字なので、ちょっとした偉業だと言っていいかもしれません。
テスラ・モデルYは「人気」の要素を兼ね備えている
テスラ・モデルYは成長著しい「EV」そして「SUV」という要素を兼ね備えたクルマであり、2022年11月には19,144台を販売することとなっていますが、この数字はなんと2021年11月(5,297台)の約3倍に相当するという素晴らしいものとなっています。
年間を通じて見てみると、テスラ・モデルYは2021年の18,513台に対して2022年は105,283台という大幅な成長を見せていますが、欧州にて販売される全モデルの中だと20位にとどまるといい、年間トップを獲得するにはまだまだ先は遠いということに。
参考までに2022年の年間トップはプジョー208で193,743台(2021年の175,375台から10.5%の増加)となっており、これはテスラ・モデルYの約2倍に相当します。
2位以下だとダチア・サンデロ、フォルクスワーゲンT-Roc、フォルクスワーゲン・ゴルフ、トヨタ・ヤリス、オペル・コルサ、ダチア・ダスター、シトロエンC3、ヒュンダイ・タスカン、フォルクスワーゲン・ティグアンがトップ10に入っており、フォルクスワーゲンの占有率は33%、同じフォルクスワーゲングループのダチアは20%を占めています。
2022年11月の欧州における販売ランキングはこうなっている
そしてこちらは2022年11月の欧州における販売ランキングですが、意外と僅差にて争っているという印象で、ちょっとしたことでも大きく順位が変動しそうですね。
- テスラ・モデルY・・・19,144台
- ダチア・サンデロ・・・18,746台
- トヨタ・ヤリス・・・17,309台
- フォルクスワーゲン・ティグアン・・・15,762台
- プジョー208・・・15,697台
- ルノー・クリオ・・・14,973台
- フォルクスワーゲン・ゴルフ・・・14,839台
- フォルクスワーゲン T-Roc・・・14,644台
- トヨタ・ヤリスクロス・・・13,254台
- シトロエンC3・・・12,622台
- テスラ・モデル3・・・12,499台
- ダチア・ダスター・・・12,164台
- フォード・クーガ・・・12,008台
- キア・スポルテッジ・・・11,737台
- ヒョンデ・ツーソン・・・11,708台
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