| ただし数年前に比較すると「テスラから内燃機関車へ」と戻る比率は大幅に減っている |
これはすなわち「EVの利便性が向上している」と考えていい
さて、米国にて行われた最新の調査によると「テスラオーナーが(ガソリンやディーゼルなど)内燃機関搭載車に戻る比率が51%となり、ほかメーカーのEVへと買い替えるケースが増加した」とのこと。
この統計によれば、テスラオーナーのうち「また(テスラ以外であっても)電気自動車を購入している」のはわずか32%であり、51%が内燃機関車へと乗り換え、10%がハイブリッドに、そして6%がプラグインハイブリッド(PHEV)に乗り換えています。
ただしこの数値は「改善」されている
そう聞くとテスラの顧客が大量に流出し続けているようではありますが、実際には過去の数字から大幅に改善されているといい、エドマンズによると、2020年にはテスラ所有者の76%がEVを放棄して内燃機関車に乗り換えており、他の電気モデルに移行したのはわずか9%。
つまりテスラオーナーが「テスラから離れる」比率がずいぶん改善したということになり、これはテスラ車そのものの信頼性や性能が向上し、かつ充電体験も改善されたということなのかもしれません。
そして「テスラから他のEVへと乗り換える人が増えた」ということは「EVとともに生活することが困難でなくなり、さらにはEVに魅力を感じるようになった」という可能性も考えられ、テスラによってEVの便利さを実感した人々が、より自分の嗜好やライフスタイルにマッチした別のEVに乗り換えているということになりそうです。
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